集中解説!ソーシャル五輪を掘り下げる(3)〜視聴率との対比・調査結果〜

ソーシャルオリンピックのインフォグラフィクスについて集中解説すると言っておきながら2回目で頓挫していた。今週は立て続けに更新していきたいと思う。今さら感がどんどん増殖するのにもめげずに、はい、がんばりまっす!

インフォグラフィクスではオリンピックの競技別視聴率と大会全体のツイート推移を視覚化している。

まず前回の分析に続いて「やっぱりサッカーだね」というのが明らか。何と言っても視聴率上位5つのうち4つまでがサッカー。ツイートの山も、サッカーの試合のたびに盛り上がっている。

ただ、ツイートの最大の山は開会式でできているのだが、視聴率では上位に入っていない。それから、なんとなくツイートの前半の山の高さが大きく、徐々に小さくなっている。

開会式のツイートの山が高いのに視聴率はさほどでもないということは、それだけ観ている人たちが強く盛り上がったということだ。土曜日の早朝4時から起きてテレビを視聴していた人がかなり高揚していたのだと言えるだろう。そしてその高揚は大会日程が進むとともにやや落ち着いていき、サッカーに焦点が絞られていった、と見ることができる。

ただ、サッカーがない日もとにかく深夜になるとツイートの山はできていて、かなりの数の人びとが毎夜毎夜オリンピックを視聴していたということだろう。

残念なのは、テレビ視聴率との対比はこうしてなんとなくながらできるわけだが、今回BSやネットでも多様な競技が中継されたこととツイートとの関係はまったく追えていない。聞いたところでは、初日に自転車競技はネット中継され、ツイッターでもかなり盛り上がったのだそうだ。いつもはスカパーで自転車競技を見ているファンが、オリンピックではそのままの形でネット視聴にやってきて、スカパー放送時に共有しているハッシュタグを使ってみんなでやりとりしていたのだそうだ。

この現象はすごく面白い。コンテンツがコミュニティになり、その中での放送の役割は重要だ、と前に書いたのだけど、まさにその現象を地でいっている。・・・でもここで分析にたるデータ収集はできていないので詳しく語れないわけだ。奥が深いなあ。

さてインフォグラフィクスではその次に調査結果を載せている。

この調査はソーシャルテレビ推進会議によるものとしていて、具体的な作業は深田さんがやってくれたものだ。

なんとなくわかるのは、このオリンピックを契機にソーシャル視聴をする人がぐいっと増えたようだ、ということ。そしてやはりTwitterが中心なのだということ。

それから、思いの外ツイートの内容は応援が中心だということも見えてきた。ネガティブなことを言うのはごくわずかで、基本的にみんなで応援する。またそれによって一体感を得たことを重視している。あまり情報を得るとか結果について語り合うとかは重要ではないのだ。

これこそ、パブリックビューイングなわけだ。開催地に行ったり、スポーツバーなどに行けなくても、テレビを見ながらみんなと一丸となって応援し、勝利には喜びを分かち合い、敗退には慰めあう。そんな視聴方法がオリンピックを機に根づきはじめているのだ。

ソーシャルオリンピックと呼ぶにふさわしい、多くの人びとにテレビとソーシャルメディアの関係を感じさせる絶好の機会がロンドン五輪だったのだと言えるだろう。

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