集中解説!ソーシャル五輪を掘り下げる(4)〜感情分析チャート(新しい視聴指標のタネ?)〜

集中解説の4回目は、この感情分析チャート。

4つの競技について収集したツイートを分析した結果をレーダーチャートにしたものだ。

さて今回のインフォグラフィクス作成ではいろんな皆さんのお力をお借りしているのだが、このレーダーチャート作成には、テキストマイニングツールである”見える化エンジン”を使わせていただいた。

”見える化エンジン”はプラスアルファコンサルティング社が提供している分析ツールで、いわゆるASP形式。とあるセミナーでこのツールを知ったぼくは、ソーシャルテレビの分析にぜひ使ってみたいとお願いし倒して今回の分析に使わせてもらうことになったのだ。

実に多様な分析が出来るので、他の手法も次回に紹介したいが、まずはこのレーダーチャートについて説明しよう。

競技別のツイート収集のは、何度かレポートを一緒に作成してきた”みるぞう”の皆さんによるものだ。各競技が放送された時間中に、その放送や競技に添ったハッシュタグを含むツイートを収集している。

そのツイートをデータとして”見える化エンジン”に取り込み、分析していく。

最初に、感情項目を設定してみた。「感動・興奮・賞賛・応援・面白・残念」の6つだ。

そして、”見える化エンジン”を使って、それぞれの項目に見合うキーワードをさらに設定していく。「感動」なら「素晴らしい」「涙」「泣」「うるうる」などといった具合だ。すると”見える化エンジン”の方で、そうしたキーワードを含むツイートを「感動』にグルーピングしてくれる。他のキーワードも同様だ。

キーワード設定の作業が済んだら、あとは”見える化エンジン”の多様なアウトプットで分析結果を出すだけだ。この場合では、グルーピングした数をレーダーチャート化している。そんな作業が数回のクリックでできてしまうから、やはりこのツールは素晴らしい!

そうやってできたレーダーチャートが上のインフォグラフィクスのものだ。なでしこジャパンのカナダ戦では、応援と同じくらい賞賛の声もあり、また感動や興奮も高い。開会式では当然ながら応援はほとんどなく、興奮と感動が高い。マラソンだととにかく応援が高い。そんなことが見えてきた。

ただし、実はこのチャートにはズルがある。数値を入れていないのだが、それぞれで水準がちがうのを同じように見せているのだ。

なでしこカナダ戦の「応援」は3.13%なのに、男子マラソンの「応援」は10.22%もある。単位がちがうグラフを並べて見せているようなことをやっているのだ。

その数値を合わせると、マラソンに比べてなでしこジャパンが抑揚のないものに見えてしまう。そこで、数値を合わせるのをやめたのだ。というより、そんなことをしている時点で、不完全なアウトプットだということだろう。はい、そこは認めます。

だからここでは、こういうチャートもあるかもね、というちょっとした実験をやってみせただけだ。

でも、こういうやり方の延長線上には、テレビ番組の”指標”が見えてくるのではないかと考えている。「感動」にあたるキーワードをもっともっと精査していき、そもそもテレビ視聴の評価項目としては感動なのか興奮なのか、という議論も経ねばならない。その上で、一年や二年の試行錯誤も必要だろう。だから試しにちょいと提案してみてます、という程度の話。

とは言えね、・・・あると思うよ、こういう考え方、捉え方って・・・

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