はじめてのソーシャルオリンピック、はじまる!

ロンドンオリンピックが始まった。今回のオリンピックはメディアとの関係上、歴史に残る転換点となりそうだ。ソーシャルメディアが十分に普及して初めて迎えるオリンピックだからだ。そしてメディアとオリンピックは重要な相関性を持って発展してきた。

思い返してみれば、前回の北京オリンピックの頃、2008年。少なくともぼくはTwitterもFacebookもやってなかった。mixiはあまりハマらずに遠ざかっていたし、YouTubeも話題になった時に観る程度。ブログだけはgooブログ上でこつこつ、こっそり書き続けていたが。

そっか、2008年と言えば9月にリーマンショックが起こったんだな。そしてその前の8月には、業界各社の第一四半期が出て、何か大変なことが起こりそうだとブログにも書いていた頃だ。その後の兆候はあったものの、まだどこかのどかだったなあ。

さて今回のオリンピックは世界中でソーシャルメディアが普及して迎える。これをソーシャリンピックと呼ぶ人もいる。日本人のテキトーな造語ではなく、英語としての造語らしい。どれくらい一般的かは知らないけど。

ソーシャルテレビ推進会議として集まっているみなさんとソーシャルテレビラボというサイトを起ち上げている。ぼくらはこの”ソーシャリンピック”の機会に、ソーシャルテレビに関する調査研究を行っているのだ。その成果を少しずつ、ソーシャルテレビラボ上で発表していく。

まずは開会前、25日深夜のなでしこジャパンの1次リーグ初戦でのツイートの推移をグラフ化してレポートを作成してみた。サッカーの試合独特のツイートの動きが見て取れる。

続いて、28日早朝午前5時からはじまった開会式でのツイートの推移も追ってみている。こちらも、ベッカムやMr.ビーンなど人気者登場時に盛り上がることがよくわかるグラフになった。

こうした各競技のツイート推移を今後、いくつか注目の競技でやってみる。それから、全体をもう少し掘り込んだ分析をしてみる。こちらは全日程終了後、少し時間をかけてやってみるつもりだ。

先日の「新・週刊フジテレビ批評」でも(いつもながらタイムリーに)とりあげていたが、メディアの進化とオリンピックは強く関係してきた。とくにテレビはオリンピックのたびに技術が進歩し、人びとを惹きつける大きな題材にしてきた。

ヒット映画シリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』の最新作『’64』では東京オリンピックが重要なモチーフとして描かれる。三丁目商店街でちょっとだけ進んでる鈴木オートはテレビの導入も早かったが、東京オリンピックにあたってカラーテレビを購入した。これは非常に象徴的なエピソードだと思う。

第一作では東京タワーが完成し、日本が力強く発展する予感が充ち満ちていた。それが三作目の『’64』では東京オリンピックをカラーテレビで観ることで、大きな達成感に包まれるのだ。テレビで青い空に白い軌跡を描くブルーインパルスを見つめている時、外に出てほんものの空を見上げるとさっきまでブラウン管の中を飛んでいた編隊が駆け抜けていく!

テレビは日本というコミュニティの発展を予告してきたのだが、その典型的な瞬間が東京オリンピックの放送だったのだろう。

そして多様な競技が各種行われるオリンピックは、テレビ放送の醍醐味が凝縮されている。あっちこっちのチャンネルを切り替えて、サッカーを観たり陸上競技を観たり、中継のないチャンネルでもメダルを取った選手のインタビューが放送されていたりと、テレビ中がオリンピックだらけになるのだ。家にいながらにしてスポーツエンタテイメントの粋を多彩に楽しめる!

それがこの夏は、ソーシャルも加わる。いやソーシャルだけではない。ネット配信もあるし、アプリもいろいろ出ている。マルチデバイス、ソーシャル化、アプリ化と、いまのメディア状況の最先端をフルに楽しめるのだ。

オリンピックの視聴は、次のメディアを考える格好の場ともなる。ソーシャルテレビラボのレポートと併せて、みなさん一緒に考えていこうじゃありませんか!

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