束ねるところがいらなくなる〜メディア事変その34〜

ええーっと、ダイレクトにその人のメールから引用しちゃう。いいよね?K3さん。

”「垂直統合」は商品やサービスを市場に供給するために必要な業務や工程の段階を社内に取り込むこと、あるいは既存の事業者に比べて取り込みの範囲が広い事業者のビジネスモデルのことを言うのだと思います。基本的には一つの経営体としてのことです。”

あ、そうか。昨日書いたみたいに、代理店と制作会社のように別々の経営体で”取り込んで”はいない状態は”垂直統合”とは言わない、ってことだね。こりゃ失礼しました。

だからあれか、広告代理店が制作子会社を持つとか、制作会社を買収して子会社化するとか、そういうのが”垂直統合”、ってことか。だって”統合”だもんね。

さてちょっとまちがっちゃったけど、そういう川上と川下というか、代理店がクライアントの窓口を一手に引受け、制作会社だのイベント会社だのに発注する状態から、変化するんじゃないかと、いう話ね。

たぶん、すごい勢いで、”代理店が束ねる”状態がなくなっていくと思う。

何しろ、”束ねるチカラ”の源泉であるマスメディアの媒体力がどんどん失われているわけだからね。

代理店が提案する”戦略”も、たぶんに”マスメディアの使い方”だったし。

じゃあこれからどうなるかって言うと、”購買に結びつくコミュニケーションノウハウ”を組合せてクライアント企業が使いこなそうとするわけ。

でね、おそらくクリエイティブはそういう”様々なノウハウのひとつ”になるのだろう。

つまりね。いままでは、マスメディアとそれにのっけるクリエイティブ、をセットで売っていたわけ、広告業界は。そしてその価値の大半はマスメディアにあったわけだね。

これからは、クリエイティブが”ツール”のひとつになる。あ、マスメディアも同じだ。それらと、口コミのノウハウとか、WEBテクノロジーとか、イベントとか、そういったものを様々に組合せるんだ。クリエイティブがあまり重要じゃない組み合せもありえる。意外にマスメディアが重要なパーツになることもありえる。

企業と消費者をつなぐコミュニケーションに、いろんなやり方が出てくるわけ。

そうすると、誰かが束ねるって感じじゃなくなるんだと思う。”広告代理店”はいらなくなりはしないけど、いままでのように一方的に束ねる立場とは限らなくなる。口コミが得意な事業社がクライアントから受注し、マスメディアも必要だってんで広告代理店があとから参上つかまつる、ってことも出てくるだろう。

そうとうのびのびした業界環境になる、とも言える。複雑で何がなんだかわかんない状態になる、とも言える。

ま、そこんとこはさ、前向きにとらえようじゃありませんか・・・

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