クリエイティブは経営活動である〜メディア事変その28〜

まず、どこから考えていけばいいか。広告クリエイティブとはそもそも何なのか、ってとこからはじめようじゃないか。

答えはね、シンプルだよ。広告クリエイティブとは、経営活動の一環なんだ。

いままでの広告クリエイターは、そこんとこをあまり考えずに済んでた。それは、いままでのシステムがそれはそれでよくできていたから。

企業は、広告宣伝をどうしようか、と考えたら、まず広告代理店に相談すればよかった。すると、広告宣伝に使うメディアとセットで、あれやこれやサービスを提供してくれた。広告代理店も、マスメディアを売ることさえできれば、他のこともサービスで提供できたわけ。そのサービスの顕著なものが”クリエイティブ”だった。

いま、そこが壊れはじめてる。なぜなら、マスメディアが企業のコミュニケーションの中でいままでほど重要じゃなくなったから。”いままでほど”で、まだ重要なんだけど、いままでほどドカーンとマスメディアを使うべきじゃなくなってきた。もっと細かなメディアも駆使しないといけなくなってきた。ROI(投資効率)を考えてメディアを使わないといけない。いや、メディアを使わなくてさえよかったりもする。自社のウェブサイトがメディアだもん、ってことさえ起こってきた。

広告代理店は”マスメディア”だったからこそ、つまり、一回一回のメディアの売り買いでけっこうな金額になるからこそ利益がでていた。利益がけっこう出るから、クリエイティブはサービスでよかった。メディアが”マス”じゃなくなったり、そもそも企業が自分でメディアを持ったりするもんで、ビジネスモデルの核である”メディアの売り買い”で利益が薄くなっちゃった。

いま起こってるのはそういうこと。

クリエイターにとっての”ピンチ”は、マスメディアの売り買いの金額が大きかったからこそ、そのオマケ部分で食えたのが、そこが薄くなってる、ってことにある。

一方で、そこには”チャンス”もある。マスメディアがいらなくなっても、経営活動の一環としてコミュニケーションは欠くべからざるものなんだ!クリエイターの力は、企業にとって絶対に必要なんだ!

そう書くと、なんだかうれしい?なーんだ、ぼくたちは要らなくなってるわけじゃないんだ。基本はそうだよ。

ただし!いままで広告代理店がドカーンとマスメディアを動かしていたからこそクリエイターは”甘えて”いられた。ざっくりした言い方だけど、”小難しいこと”考えずに済んだ。

でもこれからは、”経営活動の一環としてのコミュニケーション”を提案する、そういう意気込みが必要だ。勉強することが増えるぞお。

あ、ちょっとビビった?

まあとにかくね、いま混とんとしちゃってるから、しばらくつらいとは思うよ、クリエイターは。でも忘れないで。マスメディアが要らなくなっても、コミュニケーションは永久に不滅です!そこには必ず、ぼくたちが生きる道がある!

そこをこれから、切り拓いていく、それが”次のこと”のベースのキホン。ね、大きな視点では明るいの、ぼくらの未来は・・・そこは、まちがいなく、信じていいよ・・・

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