テレビはいったいどこへ行く?〜クリエイティブ維新その12〜

部下に聞いたのだが、ある日のTBSの視聴率を追っていったら、朝から晩まで視聴率が10%を超えなかったそうだ。

どひゃー!

テレビ局の激変がいちばん見えちゃうのがTBSかもしれない。なにしろ、大決断でニュース情報番組を毎日8時までひっぱる大改編を行った。それがまったくと言っていいほど裏目に出たのだ。

朝から晩まで視聴率が10%を超えない、というのはテレビ東京でしか起こりえなかった事態だ。それがTBSで起こったことに、いまという状況が象徴化されている。

また視点を変えて、テレビCMのスポンサーがけっこう入れ替わった。それはそうだ。いままで広告費を大量に使っていた自動車や家電業界がドカーン!と出向量を減らしたのだ。もはや隠すまでもなく、テレビ媒体料は値下げせざるをえない。それによって、いままでテレビCMを使わなかった企業が”それぐらいの予算なら、やってみっか”となってるわけだ。

それから、食品や日用品のクライアントはあまり出向量を減らしていない。媒体料金が下がった分、そういう企業のCMは増えているようだ。

テレビ局の決算資料にはよく読むと事業分類別の売上利益の欄がある。当然、”放送事業”の数字が断然大きい。そして前期のポイントは”放送事業”の営業利益が急減していることだ。つまり、いまのテレビ局にとって屋台骨である”放送事業”が儲からなくなってしまったのだ。

そこには、いろいろ考えるべき点がある。

もっともわかりやすい突っ込み方は、”もうテレビ局に入っても給料は上がらない”ということかな。

いやね、イヤミで言ってるんじゃなく、そこにはこの業界のもっともコアな真理が含まれているとぼくは思う。

というわけで、しばらく、テレビについて考えよう。

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