少しずつ、でも着実に起こっている変化〜クリエイティブ維新その11〜

日々過ごしていると、ちょっと感じとりにくいんだけど、ドタバタ動きながらふと振り返ると、あれー?なんか世の中が変わってきているぞ、と気づいた。

”メディア事変”はまちがいなく起こっていて、日に日に変化が加速度を増しているみたいだ。

つまりは、ぼくがここで去年、最初は悠長な展望として、途中からは大変だと大騒ぎしながら、これはきっとこれからこうなる!と書いてきたことが、実際に起こりはじめているんだ。

例えば、ちょうど一年前の6月5日付けの記事で書いたのは、”広告制作受注の流れが拡散していく”というタイトルだった。いままでのようにシンプルに広告代理店からCM制作の受注がある、ということはなくなりはしないけど、いろんな流れで依頼が来るようになる、あるいはいろんな流れに手を突っ込めばいろんな形態で受注が発生するだろう。そんなことを書いていた。

4月以来、実際にそんなことが起こっている。しかも、一年前に書いたのはWEB受注がいろんなところから来るようになる、と書いたのだけど、WEB受注だけじゃなかった。CM制作の話も、いろんなところを経由して舞い込むようになった。

ぼくの予想を超えた状況が生まれつつあるということ。

ということは、その他に書いたことも、多かれ少なかれ起こっていくのだろう。いや、実際に起こっているにちがいない。

それからもう一つ面白いのは、業界内だけでなく、業界の外からもいろんな声が聞こえてくる。ぼくらの世界を、いろんな世界の人たちが熱い視線で見つめている。そういう人たちの意見が、業界内のぼくの読みとほぼ同じなのに驚き、どうして外から見てそんなことまでわかっちゃうんだろうと感心したりしている。あるいは、外の世界の人が、うわなるほど、確かにそうかも!という新しい知見をサジェストしてくれたりしてまた驚く。

あるいは、もともとのパワープレイヤー、つまりは代理店や大手メディアの人たちの中に、そんなこと考えてるんすか!という人もいたりする。そんなこと考えちゃったら、本業が脅かされませんか?いやあ、そんなこと言ってたら沈没するだけですから、てな調子で、大胆に自らの構造改革を構想している。明治維新での勝海舟みたいな人、ってことかな。

というわけで、大変だし、相変わらず具体的にどうなるのかさっぱりわからないのだけど、とにかく日々面白い。

これからしばらく、このブログももう一度更新頻度を上げて、確実に起こっている変化をリポートしていこう。

言ってみれば、去年書いたことの実践編、だね。

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