この6月末を持っていま勤務している会社を退社し、フリーランスになることにしました。
思い返せばちょうど20年前、30才の年に、それまで勤めた広告代理店I&Sを辞めてフリーランスのコピーライターとして独立したのだった。ずっとフリーでやって来たのがなぜか2006年に映像製作会社ロボットに入って、なぜか経営企画室長になり、2年前に今の会社にまた転職してと、7年間サラリーマンをやって来た。
だから、20年前に一度独立したのに、また独立しようとしているわけだ。人生に二回も独立するとは。50才にもなってナニやってんだ、おれ?と、我ながら思う。受験を控えた子供が二人いる父親としてやることじゃないよなあ。
ただ、ぼくにとってはこの7年間がイレギュラーだった。ぼくの人生の目標の大きなひとつとして、“自分のチカラで生きる“というのがあった。だからフリーランスでやっていくことが目標だったし、30才からの13年間はそれをやってきた。この7年間は、また一人でやっていくための栄養補給期間だったのだ。なーんて後付けですけどね。
先日、コピーライター梅本洋一さんが亡くなった時、自分のアイデンティティはコピーライターなのだともう一度認識した。コピーライターというベースがあって、あんなことやこんなこともできるようになったり考えたりしてきた。そこ、戻ろうか、おれ。そんな気持ち。
そのあたりの心境はまた別の機会に、こーってり書きたい。とくに最近の“ノマド論“も含めて語ってみたい。
それより今のぼくは、自分を再定義しないといけない。おれは、結局、何者?実際、このところいろんなことやっているがために、「境さん、何やってる人なんですか?」と聞かれたりする。あ、ぼくはこういう者ですよ、これからこういうことやっていきますよ、ということを整理してみますね、はい。
1)ソーシャルメディアのわかるクリエイティブディレクター/コピーライター
・テレビCM、ポスター、新聞雑誌広告、キャンペーンサイトなど広告制作におけるコピーライティング及び全体的なディレクション
・ソーシャルメディア(Twitter、Facebookページなど)の企画、制作とその運用及びディレクション
・上記2つを統合させたコミュニケーションデザイン
7年前まではコピーライターとして、そしてクリエイティブディレクターとして、CMだのポスターだの新聞広告だのを制作してきた。コピーを書いて企画をまとめて制作作業を仕切る、だけでなく、マーケティング的な課題の解決策として企画の方向づけをしてそれをクライアントに理解してもらえるよう説明するとかなんとか、必要ないろんなことをやっていた。
今後はそうした既存の広告企画に加えてソーシャルメディアの活用も併せて企画することが必要になると考えている。つまり、コミュニケーションの目的が認知からエンゲージメントにシフトしていくのだ。もっと大げさに言うとどのメディアでも“ソーシャル化”を意図する必要が出てくる。
そこまで踏まえた総合的なクリエイティブディレクター、いやコミュニケーションディレクターとしてお仕事していきますよ、ということです。
2)メディアコンテンツ企業へのコンサルティング
・テレビ局、制作会社、中小代理店に対するコンサルティング
・プロモーション手法の再構築、ソーシャルメディア分析を元にした企画の考え方、新規事業開発、経営管理の再構築など
これからいよいよ、メディア企業、コンテンツ企業は悩ましい時代に入っていく。生き残り方の模索に誰しも取り組まねばならない。これに対してコンサルティングをやっていきたいと考えている。
いくつかキーワードがある。ソーシャル化、複層収益化、低予算化、バジェットからフィーへ。売上を増やせるかではなく、利益を残せるか。そんなことを、今後のメディア動向を見据えて予測しながら考えていく。そのお手伝いができたらと思う。
ということを、7月からはじめるわけですが、有休消化もあるし、もうお話うかがいます。相談だけならタダだからね。
ということで、ご連絡はメールやFacebookメッセージでどうぞ。
sakaiosamu62@gmail.com
https://www.facebook.com/sakaiosamu
いい年こいて、無謀な船出をすることになりました。このブログも今後ますます書いていくので、境のどうなることやらも含めて、乞うご期待!皆さんあたたかく見守ってくださいね!
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