2013春ドラマ追跡分析(3):Twitterで抜いたら視聴率も抜くのか?

5月後半に、2回に分けてこの春のドラマについてTwitter分析をやってみた。それ知らない、って人は、そこから読み返してもらった方がいいかな。

2013春ドラマ追跡分析(1):Twitterから視聴率を予測できるか?

2013春ドラマ追跡分析(2):Twitterは視聴率の先を導く?

この時から約一ヶ月。状況はかなり変化してきた。上の記事を書いた頃は、『ガリレオ』が第一話でものすごく盛り上がった後、クールダウンしてないか?というムードの一方、『ラストシンデレラ』『家族ゲーム』などがちょっとホットになってきたかもよ、という感じだった。

その後の視聴率推移を見ると、この時に感じたことが具現化された感がある。『ガリレオ』は最初の視聴率より上がることはなく、途中から20%を切った。(それでも断然高い視聴率なのだけど)そしてなんと『ラストシンデレラ』はその後、第7話まで視聴率が少しずつ少しずつだけど上がってきた。第8話でカクンと下がったが、第9話第10話でまたくくくっと上がっている。

これは録画視聴と口コミがそれぞれ加速した結果ではないか、という記事を”あやとりブログ“の方に書いて掲載してもらった。そっちはそっちで重要な分析をしたつもりなので読んでもらうといいと思う。

さてここでは、2013春ドラマ追跡分析(3)として、5月の続きを書いていこう。

例によってツイッター分析はNECさんの“感°レポート”を使っている。これはホントに使いやすくて便利なんだぜー。

今回はまず、『ガリレオ』のツイッター件数を、視聴率と併せてグラフで見てもらおう。

青が一日あたりのツイート件数、赤い点が視聴率。左がツイート数の目盛、右が視聴率の目盛。視聴率はこんなところであらわにしちゃっていいのかと思いつつ、ドラマの視聴率はニュースになったりするのでネットで検索すれば出てくる。ここでは非公式な情報として参考的に見てくださいね。

さてこれを見ると、どうですか?視聴率、さすがに基礎値が高いわけだけど、徐々に下がってきている。そしてツイート件数は第2話以降水準が下がっちゃってる。

青い線と赤い点、なんとなーく相関性がある、ような気がする?もちろんそう見えるようにぼくの方で目盛のとり方を工夫している。そこをさっ引いても、相関性がある気がしないでもなくない、ってことない?

同じことを『ラストシンデレラ』でも見てみよう。これです。

おやー?!って感じしませんか?なんだかわりーとはっきりと、相関性が感じられる。いやもちろんね、そう見えるように工夫してます、はっきり言って。とは言え、それにしても、ツイートの高まりに連れて視聴率が上がっているんじゃないすか?

なるほど!ツイート件数が視聴率の予兆を示しているかもね!いやいやいや、そこまで言うつもりもない。冷静に考えて、そんなにダイレクトな関係があるとは言えないでしょう。視聴率は例えば天気ひとつで大きく変わるし、他の局の影響も強い。いろんな影響の中で、ツイート件数はひとつの要素ではあるけど、ひとつの要素にすぎない。

ただ、ここへ来て相関性が高まっている、ということだとも思う。スマートフォンの普及率の急上昇ぶりが、この相関性の高さに結びついているんじゃないだろうか。

そんな風に、大ざっぱな、大まかな、相関性が視聴率とツイート数にはある、と仮定しましょう。だとすれば、最終回に向かって『ガリレオ』はそんなに盛り上がらないが『ラストシンデレラ』は盛り上がる、はずだ。

その見方をさらに強めようと、ツイート件数のグラフを2番組で重ねてみた。そしたら、じぇじぇじぇ!だった。

ね!ちょっとびっくり。

『ガリレオ』のツイート件数は第1話では記録的な多さだった。一方『ラストシンデレラ』は足下にも及ばなかった。それがここへ来て、後者の方がツイート件数で上回っている。今日(6月19日)の段階でそれぞれの最新話の視聴率は18.2%と16.1%。およそ2%の差がある。

どうだろうね?

2%はかなりのハードルだから、ツイート数の差はそこがひっくりかえるほどでもないかもしれない。ただ、勢いはあるよね。

twitter分析は、そんな視聴率予測みたいなことに使うつもりでやってるんじゃないんだけどね。でもちょっと楽しみではある。

さて、もっといろんな角度での分析もしてみたいので、それはまた次回でお話ししましょう!

コミュニケーションディレクター/コピーライター/メディア戦略家
境 治
What can I do for you?
sakaiosamu62@gmail.com

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