「んなこと言うなら、表へ出ろ!」は正しい!〜やまもといちろう×イケダハヤト・ブログ論争〜

みんな、昨日観た?もちろん観たでしょ?・・・え?なんのことかって?あれだよあれ、ブログ論争だよ、プロレスだよ!

それぞれブログで強烈な記事を書いてる、やまもといちろう氏とイケダハヤト氏による公開討論。アジャイルメディアの徳力さんが仕切り役として間に入って成立した企画だ。

詳しい経緯はここでぼくが書くまでもないので、知らないよって人はちょっとググってもらえばいい。いろんなまとめなどが出てくると思う。まあ、ものすごく乱暴に言えば、ブログ上での論争をしているうちに「よし!そこまで言うなら表へ出ろ!」とばかりに対談で決着つけようとなったのだ。

こういう場合、決着がつかずに終わるものなのだけど、決着というか最後に「ええー?!そういうことだったの?!」というイケダハヤト氏側の発言に、やまもといちろう氏のみならず観客ほぼ全員が驚いて終わった。じゃ、じゃあサンドバッグ役としてどんどん叩いちゃっていいってこと?

そこはともかく、この「表へ出ろ!」的な展開について、ついこないだ前川せんぱいに聞いて印象に残っていることがある。

あ、前川せんぱいは、ぼくも時々原稿を書いているメディア論のサイト”あやとりブログ”の重鎮であり、テレビについての議論のご意見番的存在。でもとっても優しいまなざしでぼくらを見守ってくれている大先輩だ。

ネット時代以前も、雑誌など紙媒体で議論を戦わせているうちに盛り上がると「上等だ!表へ出ろ!」とばかりに実際に会って決着をつけようとしたものだった。それは必要で大事なことなのだ。

前川せんぱいがおっしゃったことを簡易に書くと、そんな感じだった。ぼくはそれにいたく”なるほど!”と納得した。

メディア上で言葉でもって戦ううちに、直接会って”身体で”戦う。それはとっても大事なのだ。

身体で議論する。議論は最終的にはその方がいいのだ。だってまずスピードが違う。紙媒体がネットになりチャット的に議論できたとしても、言葉を交わしあうスピードは生身にはかなわない。相手が切りだしたジャブをよけながらストレートを繰り出し、でも外れちゃった。議論ってそういう行為だ。つまりボクシングだ。

それから、表情とか身振り手振りとか。ぼくたちは言葉だけでコミュニケーションしているわけでは決してない。笑ったり、眉根を寄せたり、ええー?!と驚いてみせたり。相手を指さしたり手を大きく広げたり腕組みをしたり。そんな言葉以外の表現も実は、言葉の一部になっている。その表現力の大きさは言葉の力を累乗的に増やすだろう。だから議論とは同時に演技の場でもあると言える。

紙媒体中心の時代であっても、ネットの時代になっても、最後は直接会って戦う。それはまったく正しいのだ。変わらないのだ。人間の本質なのだ。

直接が、リアルが大事だからメディアなんか要らない、なんてことを言いたいのではない。テクノロジーがほんとの議論をできなくしてる、てなことを言いたいわけではない。

そうではなく、メディアはリアルな場を持つことで強靭になれる、ということを言いたい。テレビにしろ、ネットにしろ、”身体で体験”させることを武器にしたいものだね、ということだ。

ここで少し前に書いた「テレビがファンを育てはじめた〜NHK「仕事ハッケン伝」ブロガー見学会〜」でも、スタジオで収録を身体で感じることで番組というコンテンツが別の魅力を輝かせてくれた。あるいは、先のあやとりブログで主宰の氏家さんが書いた「見るだけじゃない!テレビを体験するブランディング」の記事でもすごく近いことに言及がなされている。

テレビも「表へ出ろ!」とやるといいのだと思う。スタジオでトークしているうちに、「じゃあ次回は外へ出て皆さんと一緒に話そうか!」なんてこと、どしどしやればいい。テレビを身体で感じてもらうことはできるのだ。人前で喋るのは得意ではないのだけど、と言いつつもイケダハヤト氏が表へ出ているのだから、みんなどんどん表へ出て、場外乱闘しようじゃないか。

かく言うぼくもまた、こそこそやってる勉強会の”場外乱闘”的イベントをいま、計画中。もう少ししたら発表するので、ちょっと待ってくださいね。前にやった”オープンセミナー”の第二弾です。たぶん、来週あたり、かな?

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