テレビジンに遭遇したぞ!〜ソーシャルテレビの先駆者〜

テレビジンに会っちゃった!

と書くと、テレビジンって宇宙ジンとかフランスジンとか、そんなたぐいのことなの?って人もいるだろうけど。

正確に言えばテレビジンの開発運営者、福田一行さんに会ったのだった。

テレビジンはある意味、日本のソーシャルテレビの先駆者だ。テレビ番組についてネット上で語られていることを集約して見せてくれる。

なんて説明するのももどかしいので、ここをクリックしてみてみよう。見てみるだけじゃなくて、しばらく眺め続けたり、いじってみたりしよう。ふえええー!と感心するだろう。

と、えらそうなこと言ってるけど、ぼくも最近まで知らなかった。このところソーシャルテレビだぜいとほざいていたわりには、情報収集不足だ。

テレビジンを知ったのは、「テレビとネットの近未来カンファレンス 第16回 2012年大予測 全録 vs iTV:リビングルームの勝者は誰か? 」というイベントがあり、仕事で行けなかったのだけど、そのあとでブログでレポートを読んだからだ。このブログ記事自体がよくできていて、イベントの様子を詳細に書き込んであるので行かなかったのに行った気にさせてもらえた。その中でテレビジンと、それを開発した福田さんが登場していた。

記事を読み、テレビジンをサイトでいじってみて、その完成度の高さに驚いた。なんで知らなかったんだ、おれ!

この人、会ってみたいなあと思っていたら、3月1日のBar境塾に参加を申し込んでくれていた。おお、じゃあお会いできるな!と思っていたら、「仕事で行けないかもしれないなあ」とつぶやいていたので思わず、「福田さんお会いしましょうよ!」と話しかけた、というわけ。

渋谷で夕方待ち合わせして、飲み物だけで2時間ぐらいこってり話したかなあ。初対面同士でいきなりこってり話せるって、よほど相通じるものがあるんだろうね。

テレビジンはなんと、2008年10月に起ち上げたサイトだそうだ。うひゃー!ぼくなんか、Twitterをはじめる一年前だよ。まだソーシャルのソの字も体験できてなかった頃。

その前に、「話題のjp」というブログの話題ランキングサイトをつくった。ブログを、ネット上で話題になっている度合いでランクづけするのだ。その時、ネット上での話題の中でいかにテレビが大きな存在かがよくわかった。だったら今度は、テレビ番組を話題になってる順でランクづけしてみよう。それが形になったのがテレビジンだ。

テレビジンの詳細についてはご自身で作成したスライドショーがブログに置いてあるので、それを見るとよくわかるだろう。

さて福田さんは実は某大メーカーの社員だった。でも、大企業に頼り切っていてはまずいのではないかという問題意識があり、プログラミングができるので個人的にサイト開発をやってみた。それが話題のjpでありテレビジンなのだという。その個人的な活動が”実績”となり、アルファブロガー徳力さんが率いるアジャイルメディアに入社した。しかも、CTOの肩書きだ。チーフ・テクノロジー・オフィサー?

福田さんは今年30歳、ってことはぼくよりちょうど20歳若い。なのにCTOだよ。やるなあ!もちろん、実力を認めてその立場にしたアジャイルさんもたいしたもんだ。

そしてテレビジンは、アジャイルメディアの仕事ではない、つまりやはり”個人的な活動”なのだそうだ。会社の仕事にしてしまうと、収益目標だなんだになってしまう。テレビジンはもっと育てていきたいのだそうだ。だから、ひとりで全部やっている。

ひとりで?うっひゃー!

福田さんにお会いしたのはテレビジンの話を聞きたかったからなんだけど、話をしているうちに彼の生き方、世の中を歩いていく姿勢に惹かれていった。自分の二本の足でしっかり立って生きていかなきゃ。そんな力強さ、したたかさを感じた。

ふと思い出したのだけど、ぼくは二年前に「高度成長の焼け跡に、ぼくらはiPhoneを手に立っている」という記事をこのブログで書いた。日本はまた戦後の焼け跡みたいになっちゃったけど、そこで自律的に立って進んでいかなきゃね、iPhoneみたいなガジェットを武器にね、というような内容だった。

また、その前の記事の中ではこう書いている。「ぼくたちはもはや、会社員である前に、個人なのだ。」

会社員である前に、個人でいなければならない。これは、福田さんが個人的活動としてテレビジンを運営していることと、少し似ているのだと思う。

このところ、ソーシャル上で”ノマド論議”が変に盛り上がっているけど、ノマドに精神性があるとしたら、それは会社員であるかどうかはさほど関係ないのだと思う。会社員であるかどうかの前に、”おれ”がいる。そこが大事なんだ。

ぼくは30歳をすぎてすぐフリーランスのコピーライターになった。いまは紆余曲折の末、会社員だし、コピーライターでもない。でも大事なのは、フリーランスであるかどうかではないし、コピーライターかどうかでもない。大事なのはぼくがここで、ひとりの個人としてブログを書き、それを読んでいるあなたがいる、ということだと思う。

話がそれちゃったね。福田さんとの話は”日本人の受動性向について”みたいな、ソーシャルとテレビはどこ行ったんだ、というところまで広がった。まあしかしそれは置いといて、福田さんは近々、何らかの形で境塾に出演してもらおうと思っている。

それに前々からもやもやと言っている、ソーシャルテレビについての集まりというか集団にも引きずり込んじゃおう。

さっき紹介した福田さんのスライドには、テレビジンの開発理由としていくつかある中に、「視聴率以外の指標を作りたい」とあった。そこ!重要だと思う。視聴率だけが指標である状態は、あまり発展性がなくなってきている。世帯視聴率全体がじわじわ下がっているのだから。でもそこに別の指標が加わることで、新しい道筋が見えるかもしれない。ソーシャルテレビはその意味でも重要なことだと思う。

そんな野望に向けて、また少し、輪が広がった。次にお会いするのは、どんな方なのかな?

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