iPhoneとTwitterと”新聞テレビ断末魔”と”セルフブランディング”

タイトルにあるiPhoneとTwitter、はわかるとして、それと”新聞テレビ断末魔”と”セルフブランディング”がどう関係してくるのか、というとね。

あ、その前に、”新聞テレビ断末魔”は今日発売の週刊東洋経済の表紙に踊っている特集記事のタイトルね。”セルフブランディング”とは佐々木俊尚さんが『ネットがあれば履歴書はいらない』の中で書いている概念。

で、まず、ぼくが高校生の頃からずーっと”ひっかかって”きたことがある。それは・・・

この国は”会社に生かされている”状態で生きなきゃいけないらしい、ってこと。

それがひっかかって、イヤでイヤで、自分はそうならないようにしようと心に決めて生きてきた、つもりなんだ。

わかる?”会社に生かされてる”って感覚。そんな風に感じたことない?それっておかしいぜよ、って思ったことない?ぼくは思ったわけ。ずーっとそう感じて、いかにその状態から逃げ出すか、ばかりを考えてきた。

どう逃げてきたかについては、また別の機会に書くとして、どうやらいま、もうそんな不快感は感じなくてすむ時代になってきたらしいなと。

だって”新聞テレビ断末魔”だよ。それはつまり、ぼくら”ギョーカイ”の世界で”大企業”中心の宇宙が断末魔を迎えてるってことだよ。ギョーカイはもう、”会社に生かされてる”状態ではなくなるってこと。というか、会社に生かされてると、死んでしまいかねない、ってことだから。

そんな状況の中、ぼくらはiPhoneを手にしてTwitterで”ひとびと”とつながった。そして『ネットがあれば履歴書はいらない』から”セルフブランディング”という啓示を受けた。

“セルフブランディング”は決して、フリーランスになろう独立しよう、と言っているわけではない。これからは、会社にいてもセルフブランディングした方がいいよ、ネットの中での”じぶん”を確立していった方がいいよ、と説いている。会社員も、会社員である前に”ナニノナニガシ”さんなのだから、と、言っている。

ぼくたちはもはや、会社員である前に、個人なのだ。

そんなこと当り前だけど、その当り前のことを、当り前と感じられる世の中にやっとなってきたんだよ。

だってフジテレビにいても朝日新聞にいても電通にいても、トヨタにいてもキリンにいても、JALにいても三井住友銀行にいても、先のことなんかわかんないじゃない。将来も老後も会社はもう保証なんかしてくれないし企業年金は満額もらえないらしいじゃない。

そんな当り前のことがわかった時に、ぼくたちはiPhoneでユビキタス化できちゃうんだぜ。”ぼく”という個人が、ネットワークを介していろんな”あなた”という個人と、自在に交遊することができる。そこでは、ぼくという人間の”ひとつの”バックグラウンドとして、”いまいる会社”はそれなりに大事だ。でも、もっと大事なのは、例えばぼくがこうしてここでこんなこと考えて書いちゃうヤツだ、ってことだ。そいでもって”ぼくはこんなことできるぜ”とか”こんなこと構想しているとこっす”とか、そんなことを言ってのけることだ。そんなことやあんなことの一切合切で”ぼく”が構成されている。

ここで幕末の話に結びつけるのは唐突すぎるし恥ずかしいけど、あの時代の”志士”たちは、どんどん”藩士”の立場をはみ出していった。龍馬は土佐藩とはあんまり関係なく動いていったし、西郷どんなんかしまいには主君たる島津久光なんか無視!を決め込んで勝手に”幕府を倒さねばこの国は変わらんのでごわす!”と戊辰戦争の大英断を下した。

あの時代の”藩士”が”会社員”なんじゃない?志士たちは最新情報を得るために江戸や京都で密会したけど、ぼくらはそんな一所懸命こっそり集まらなくてもいい。iPhoneがあればそこがあなたの”寺田屋”になるんだもん。

このブログのタイトルを”クリエイティブ経営論”から”クリエイティブビジネス論”に変えたのも、同じ流れなんだな、いま思うと。いまの会社で”会社として整える”ことをずっとやってきたんだけど、こないだある男に言われたの。「あんたはもう経営論じゃなくていいんじゃないの?ビジネス論、でいいんじゃないの?」つまり、もうそんなに会社の面倒をしょいこまなくていいよ、面白いと思うことをおやんなさいよと。

うん、そうする。もう会社のこと背中から下ろす。そんな思いでタイトルを変えたのでした。

あー、ごめんなさい、読んでる人からすると、ただ頭の中のカオスを垂れ流されてるだけだね、きっと。でもぼくはこうやって書きながら、カオスが徐々に整っていっているのですわ。混とんが落ち着いて固まったら日本列島ができたらしいけど、いまぼくの中でぼくがもう一度固まってきたぞ。

さて、そういうわけでぼくはこれから少しずつ”セルフブランディング”を実践していくことにしよう。ここでもどこの誰かがぼんやりとしかわからないようにしてきたけど、何者なのかをじわじわにじみ出させていくつもり。

なんか、ちょっと、2010年は起きるよ、きっと。何かが。まだよくわかってないけどさ・・・

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コメント

  1. 22年の12月30日にこのブログを読んで感じました。境さんも年末頃には、大分著名になりましたね、おめでとうさんです。結果、オーライなのですね!私もウルフ的な性格で、28年前に当てもなく会社のくびきを逃れました。野たれ死にもせず生き延びて来ましたから、これからオールドベンチャーで一華咲かすぞ!と意気軒高です。やっと、IT社会になって独創的なアイデアとアライアンスの力があれば、ニュービジネスをクリエイト出来る面白い時代が来たのではないでしょうか。面白き無き世を面白く!の心境です。

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