広島のラジオに出演して、その音声を東京で聴いた、という話

映画について書くんじゃなかったのか!うん、そのつもりだったけど、ちょっとこれだけ書いておきたくてね。

9月1日の夕方、Twitterで「テレビは生き残れるのか」を読んだ方から話しかけられた。

すすめられて「テレビは生き残れるのか」を読みました。とても多くの気付きを得ることができました。私はラジオ番組を担当していますが、テレビをラジオに置き換えても通用するのではないかと感じています。改編前の今の時期にこの本に出合えたことに感謝です。

おお!ラジオの方から共感していただけたのは想定外的にうれしい!ありがとうございます、ってなことを返したら今度は先ほどの方のお仲間からこんなTweetが・・・

広島のRCCラジオで毎週土曜日朝「週末ナチュラリスト」を担当。7時20分~本を紹介するコーナーがあり、ぜひ紹介したく、、そして無理を承知で書きますが・・・電話インタビューさせていただけませんか?

ええー?!で、電話インタビュー?!うひゃあ!

こないだはテレビに出たんだからラジオの電話出演もなんてことないだろう、と思うかもしれないけど、それはそれでまた緊張した。だって、声しか聞こえないってなーんか不安じゃない?さすがに”生”だと自信がないので、録音にしてもらった。土曜日朝の放送なので、金曜日の夜に電話でインタビューに答えた。

答えたのはいいけど、せっかく出演しても広島のラジオだから東京にいると聴けない。広島には親戚も友人もいないので、どんな放送だったかはわからない。・・・はずなんだけど、わかるんだな、聴けるんだな。

放送後に音声データをWEBに置いてくれていたのだ。火曜日あたりとおっしゃっていたので昨日見てみると、確かに置かれていた。早速聴いたよ、もちろん!

私も聴きたい!という方はここをクリックしてみよう!その音声ファイルのページに飛ぶよ。そのままPC上でも聴けるし、iPodやiPhoneにPodcastとして落としてもいい。

「テレビは生き残れるのか」のテレビをそのままラジオに置き換えてもほぼ同じことが言える。というのは、実は最初に話しかけてきた桜井さんがおっしゃっていたことで、ぼくの方が教わったことなんだけど、そんなテーマでのインタビュー。ラジオはもともとソーシャルメディアだったのだから、その最先端の存在になれるかも、なーんてカッコいいこと言っている。

でも、よく言われるようにラジオはTwitterやUstreamなどと相性がいい。積極的に活用するといいよね。それに、大胆に考えれば、ローカルラジオ局が電波による放送とは別に、ネット上で全国に、いや世界に向けた配信をしたっていいのかもしれない。

ラジオとテレビは置かれている状況が似てると書いたけど、でも圧倒的に違う点がある。それは、ラジオ受信機がどんどん減っていることだ。テレビ受像機は各家庭に1台は置かれるだろう。ただ、そこで放送以外の映像を視聴するようになる。でもラジオを聴くための機械は、家庭から無くなっている。

これはCDを聴かなくなったからだ。CDラジカセがあった時代はラジオもそれで聴いたわけだ。でもみんなCDを聴かなくなり、家庭からそういうステレオ機器がなくなっていっている。すると、ラジオを聴く機器がなくなっていることになる。

Radikoは素晴らしい発明だったと思う。でもWEBでラジオを聴くようになれば、ラジオはラジオでなくなり、もっと自由なものになるはずだ。いろんな可能性があるはずだ。それを見いだしていく作業はエキサイティングじゃないかな。

インタビューでぼくは、Ustreamもラジオのノウハウで積極的にやるといい、てなことを言ったのだけど、番組のパーソナリティ一文字弥太郎さんはとっくにUst番組をはじめていた。「ついツイ生だし広島ラジオ」という、ラジオのノリをそのままUst配信している番組だ。なんだ、もうどんどん先へ行ってるんじゃないですか。

変化は周縁から起こる。だったら、ローカルのラジオ局からも変化が起こるのかもしれない。面白いことが、広島にもきっと起こりはじめているんだね・・・

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