Open Thinkingというか脳みそのダダ漏れ化というか

このブログを読んでいる人ならおそらく説明するまでもないことだろうけど。

孫正義氏と佐々木俊尚氏が『光の道』構想を巡って巌流島で戦った。いや巌流島は汐留のソフトバンク内にあるUstreamスタジオなのだけど。でも武蔵と小次郎の決闘にご本人も例えて真剣に、でも楽しく対談が行われた。

その内容について、ぼくはとくにコメントするつもりはない。ただここで注目すべきだと思うのは、その成立までのプロセスだ。

まず孫正義氏が『光の道』と題して、全国津々浦々まで光ファイバーを敷設すべしとの考え方を発表。これに対し、佐々木俊尚氏が長文のブログで反論。日本に欠けているのはインフラではなくサービスであると唱えた。

さらにそれを受けて孫正義氏がTwitter上で「佐々木さん、日本の将来の為何を成すべきか一度語り合いましょうか。」と投げかけ、佐々木俊尚氏が受けて立つ反応をし、”ダダ漏れ中継”で有名になったそらの女史が中継役を申し出た。

この一連の流れはTogetterにうまくまとめられている。

通信界を変革し続ける巨人と、いまもっとも注目されているITジャーナリストの対談が、Twitterのぼくのタイムライン上で、つまりはかなりの数の人びとの目の前で、本人同士がTweetしあって、さらに中継を申し出る場面まで展開され、実現に至ったのだ。

これがこれまでの新聞雑誌やテレビなどのメディアの常識ではどうだろう?普通に電話やメールで話しあったり依頼したりが行われ、決まったあとでタイミングを見計らって発表、となっていたはずだ。

でも通常ならそのように言わば”こっそり”行われていたやりとりが、丸のまま”ダダ漏れ”されたのだ。びっくりするではないかいな。

ところで、ぼくがよくTwitter上でやりとりする@k_hayashida氏が書きつづっているブログ「ドリームにこそバリューがある」を更新したよと伝えてくれた。商品開発そしてプロダクトデザインを仕事にしている方だ。その新しいエントリーで彼は、これからの商品開発はTwitter上の”仲間”の意見を吸収して反映させていくことになるだろうというようなことを書いている。

驚いたことに、それはぼくが最近考えていることとすごく似ているのだ。ぼくも、これからのコンテンツ企画はTwitter上の”仲間”をいかに巻き込むかを考えるべきかもしれない、とぼんやりながら感じていたのだ。

彼のTweetにそんなことを返したら、どもどもです。同時多発しそうな人を、無意識のうちに各自がTLに集めているのかも。とまた返してくれた。

さらに、なるほど。そういえばワタシも境さんの図に触発されてたんだった!確かに、おもろい!とも言ってくれた。

それにきっと、彼が上のブログを書いたことと、孫=佐々木対談がダダ漏れ状態で成立したことは関係があるのではないだろうか。少なくともぼくは、思考に強く影響を受け、だったら企画もダダ漏れすべきでは、と考えていたのだ。

@k_hayashida氏が触発されたという図はぼくがブログのこのエントリーで示したものだが、これにしても、Twitter 上でのいろんな方とのやりとりから生まれたと言っていい。

Twitterによってぼくたちは、すごいスピードで影響しあっているのではないだろうか。

ソーシャルメディアとはメディアのフィルターなのだと書いたけど、それと同時に、思考を増幅する装置でもあると言えないか。

それはまさに@k_hayashida氏がブログで書いた、商品開発のための思考増幅装置=ソーシャル空間、ということと同じだろう。

お互いの思考を反響させ増幅するにはどうすればいいか?考えたことをどんどんオープンにしちゃうことなのだ。これも@k_hayashida氏のブログから導き出されること。Open Sourceのように、Open Thinkingしちゃえばいいのだ。脳みその中身を変にまとめようなどとせず、ダダ漏れさせちゃえばいいのだ。そうすれば、みんなでお互いにトクをするのだ。

TwitterはAPIを公開することで、活用サービスが数多く登場し、それが急成長につながった。ぼくたちも、自分のAPIをどんどん公開しちゃえばいいんだ。そうすれば自分が急成長するはずだ。

Twitterは他の人のつぶやきを眺めるのに徹する、と決め込んじゃってるみなさん。それは損な使い方なのかもしれないよ。どんどんつぶやいて、脳みそダダ漏れさせちゃう方が、トクなのかもしれない。”同じアホならおどらにゃソンソン!”ってね、あれは真理なのかもねー。

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