【メディアコンテンツ業界への警鐘】リスクヘッジを日常感覚に
パラダイムシフトをおこそうという時、リスクヘッジ感覚が必要になる。 旧パラダイムでビジネスをしている時、まあ何がどうなったら何がどうなるかはだいたいわかっているものだ。だから、リスクは読みやすい。とい…
コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!
パラダイムシフトをおこそうという時、リスクヘッジ感覚が必要になる。 旧パラダイムでビジネスをしている時、まあ何がどうなったら何がどうなるかはだいたいわかっているものだ。だから、リスクは読みやすい。とい…
何度か書いてきたけど、日本の高度成長とメディアコンテンツ業界の成長はリンクしている。 そしてこの度の”百年に一度”の不況は景気循環の不況ではなく、高度成長時代から引っ張ってきた…
産業振興法は、来たるべき貿易自由化に対し日本国内産業が持ちこたえられるように守っていこうというもの。ドラマの中で、風越に「戦時中の産業統制の再来じゃないかね」と皮肉を言われるシーンがあった。 その通り…
ある経済学者がよく言っていることがある。日本の会社は現場は優秀である。だが経営陣がダメだ。戦略を示せない。そこが問題だと。でも、現場が優秀なら捨てたもんじゃないよ、と。 だから、まあ、各現場で戦略戦術…
電通の1Qの営業利益は、1,361百万と、かろうじて黒字だった。よかったよかった。 ただ、前年は4,671百万だったから相当減ったのは減った。ちなみにその前の年の1Qは7,537百万、さらにその前は1…
博報堂DYは去年の第1四半期も赤字だった。だからびっくりすることもないんじゃない? いやいや、確かに去年そうだったけど、意味がじぇんじぇんちがうんだ。去年はね、引越費用が販管費を押し上げたという、立派…
まあ、業界の四半期決算、どこも悲惨なのは目に見えているね。さあ、だから、パラダイムシフトだよ、ってことで、みんないろんなこと考えはじめていることだろう。 さてここで今日のポイントです。パラダイムシフト…
高度成長期前夜の昭和30年代の話なんだけどね。あ、その『官僚たちの夏』の舞台が。”風越”の行動原理は、繊維産業だの自動車産業だの、コンピュータ産業だのを外圧から守ろう、というもの。当時はまだ、それぞれ…
何が”すごい”かは、まあとにかく読んでみれ。新書だから買いやすい、読みやすい。 ひとつ、わかりやすいところを書くと、”額縁広告”という言い方をしている。 80年代に”…
時代の変革期、”真ん中”からはほんとうの次世代に向かって行く矢印は生まれない。 パラダイムシフトは常に、周縁から起こるからだ。 パラダイムシフトについて考える時、産業の世界で見…
「パラダイム」を、手元の辞書で引くと、こんな説明になっている。 � アメリカの科学史家クーンが科学理論の歴史的発展を分析するために導入した方法概念。科学研究を一定期間導く,規範となる業績を意味する。の…
日経広告研究所の予測値の前に、電通さんのサイトに載っている売上推移のグラフを見てみよう。 ここをクリックしてみて。 ひと目でわかったと思うけど、2010/3期の数字、つまり今期の青いグラフだけがそれま…