誰と、何を、どう組むか、ってところがもはや、重要になってきていると思うんだ。
というのは、今までの世の中は垂直だった。
ここでいう垂直というのは、ずいぶん前に書いたけど、あらためて別の言い方すると、この国のあらゆる業界は”ゼネコン構造”だったのね。
何らかの利権がね、だいたいあるわけ。その利権を確保できてるおっきな企業がまずいくつかあるわけ。その”おっきな企業”の下に、その下請けや孫請けが垂直に連なっている。すごく乱暴だけど、どの業界もそういう構造だった。
それがバブルがはじけてもなんとか持ちこたえてきたんだけど、面白いことに去年の下期からその構造があっという間に、ガラガラガラガラっとすごいイキオイで崩れつつある。それが”いま”という瞬間。今期という時期なんだね。
垂直がダメになりつつある。すると次は、”水平”だね。
どう、誰と、どんな目標で、”水平”につながるか。
おそらく、あらゆる業界でそんな模索がはじまるだろう。
そして、あ、このカタチだね、この水平だね、という”組み方”を見出せたやつらが、勝つ。
そういうことになってくるんだろう。”だろう”と言いつつ、わりとまちがいなく、そうなると思う。
それが”再編”。
おっと、まちがってはいけないよ。いままでの”元締め”みたいにおっきくなることはさほど重要じゃないの。いやもちろん、小さければいいってもんじゃない。むしろ、ある程度の大きさは必要さ。だけど、”トップ”をめざす必要はない。むしろ、大きさがじゃまになったりもする。
そうだなあ。五十人とか、百人とか、三百人とか、それぐらいの”チーム”があって、なんらか特殊技能を持っている。そんなチームが複数で”組む”。すると、大きなパワーになる。そういうチームをうまく再編していくわけ。
うーん、抽象的?
でも、よーく世間を見渡すと、なるほどなー、って思えてくるはずだよーん。
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