レッツトライ!&エラー〜クリエイティブ維新その9〜

イノベーションは常に、周縁から起こる、というわりとはっきりした法則がある。

考えたら当然だ。

クルマが売れなくなってるね、って時に、だったらいままでよりさらにすごいエンジン積んだすっげえクルマつくったらプラスに働くかと言うとなんにもならない。エンジンそのものの発想を変えてかなきゃね、ってことになっているわけだ。

クリエイティブがどうなっちゃうんだろう、って時によく、とにかくいいクリエイティブをやっていくだけですよ、とか言う人がいる。それは呑気だ。それじゃダメ。とにかくいいクリエイティブをやっていく”だけ”と言ってること自体、ちっともクリエイティブじゃないだろう。

勘違いしないでね。いいクリエイティブは最後にはやっぱり必要で、忘れちゃならないことだ。でもその前に、いっぱいいっぱい考えないといけないことがいま、ある、はずだ。

いままで通り、テレビCMと新聞広告を企画しよう、とか言ってちゃダメなのはもちろんだ。でもだからといって、新しいことに飛びついて”これが最新の!”とか言っても、もう誰もだまされてはくれない。

フツウの生活人として、こうじゃない?いやこうでしょ?と、地道に考えて”えーっと、だったらこうきてああかなあ”ともやもやとした確信のもと、えいやっ!と提案してみる、やってみる。それしかない。

提案された方も、何の確信もないんだ。だから一所懸命に、たぶん、きっと、おそらく、でもきっと必ず!とプレゼンするしかない。できるだけ、情熱を共有してもらって、一緒にトライしてエラーも共有してもらえるような状況をがんばってつくっていくしかないのだ。

それで”おめえなんかダメだ”と言われたら、あいすいません、と撤退して、また別の相手に一所懸命かましていく。それを繰り返していくしかないだろう。

失敗を恐れていてはいけない。それは当然のこと。だからといってなんとなーくやっててもいけない。

一所懸命考えて、仲間と議論して、考えて、悩んで、うーん、こういうことじゃないかなー、と”ささやかな確信”を持てたらやってみる。それでも失敗する。でも次への何かは得られる。何かを持って次へ向かう。

そんな、いったいいつになったら終わるのかなあ、という道を、ほふく前進してとにかくひたすら前へ進んでいく。必ず前には進む。はってでも進む。

そうしたら、どこかにたどりつける。たぶん一年とか二年とか平気でかかっちゃうけど、必ずたどりつける。

必ずたどりつける、ってとこは、信じていい。人類はそうやって生きてきたんだから。絶対にたどりつける。

2009年度は、そういう一年になるんだろう。あなたにとっても、私にとっても、みんなにとっても。

オウケイ?

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