なんだか急に長期高齢者医療制度とかいうのが問題になっている。野党が演説してこんな悪い制度はなくすと息巻いている。今さら何を言っているのか。国会ではガソリン税の話ばかりで議論も何も巻き起こさなかったじゃないか。
政府側も「説明不足でした」などとカンタンに言っている。説明不足な制度を導入してしまっているのはどういう責任感だ?
企業改革でも説明は大事だ。新しい制度やシステムを導入する際は、導入の前にも、導入した後でも、説明する必要がある。
管理部門の人間はついつい「説明しましたよね」と言ってしまう。確かに一度説明していたりもする。だが、新しい制度は一度だけ説明したのでは説明したことにはならない。何度も何度も説明しないと理解してもらえない。ライン部門にとって新しいやり方を理解するのは大変だ。何度かやってみてはじめて理解できる。理解してもらえないと説明したことにはならない。そう言えるまで、何度も説明するのだ。
説明の手法も大事。よく、Wordに文章を書き並べたもので説明したつもりになっているが、それでは伝わらないのだ。最初は概論的に長い文章でもいいかもしれないが、みんなPC使っていればPowerPointぐらい入っているはずだ。PowerPointで、うまく見出しを立てたりチャートをうまく使ったりしたわかりやすいマニュアル的なものをつくった方がいい。
せっかくPowerPointが入っているのに使い方を知らない人も多い。ちょっとツールをいじれば、カンタンにチャートが作成できちゃう。一時間だけでいいから、いろんなツールを試してみればいい。それだけで、立派なパワポ遣いになれるだろう。
何度も説明する。わかりやすく説明する。そういう作業を、根気よくやっていくのだ。
説明したのにみんながわかってくれない。それは、みんなのせいじゃなく、自分のせいだ、と思うくらいの寛容さが必要なんだよん。
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