NHK放送文化研究所のシンポジウムに行ったのだけど・・・

19日は前々から楽しみにしていたNHK放送文化研究所のシンポジウムに行った。一カ月前に申し込んであってワクワク待っていて、仕事は建て込んできたけど奇跡のようにこの日の午後がすっぽりあいたので、喜び勇んで見に行った。

その概要はこのPDFに書いてある。「そしてテレビにできること〜メディア激動の時代に〜」と題して、二日間に渡って様々なシンポジウムが企画されている。

その中で何が楽しみだったかと言うと、「VOD・SNS時代の”テレビ”と”テレビ視聴”」のタイトルで、teledaの実験結果の報告が見たかったのだ。teledaはNHKが取り組んでいるソーシャルテレビの実験。VODサービスを活用する際、ソーシャルメディアがどう役立つかを調査したのだそうだ。

その前に「私たちが本当に見たい”テレビ”とは」のタイトルで、40代女性はどんなテレビコンテンツをみたいのか、というシンポジウムもあった。正直、ついでに申し込んだのだけど、そんなこというのが失礼すぎるくらい、想定外の面白さだった。

たぶん、パネラーたちとそれなりの打合せを事前にしていたのだろう。個々のパネラーの方のお話も面白かったし、全体の構成もよくできていた。

気分よく、自分にとっての本命のイベント、teledaの発表に進んでいった。ああもう、ワクワク、ワクワク。

teledaを開発したNHK放送文化研究所の方たちと、パネラー3名が紹介された。東海大学の水島久光教授、フジテレビでデジタルコンテンツ事業を担当している塚本幹夫さん、そして元電通でソーシャルメディア界では著名なコミュニケーション・ディレクター佐藤尚之さん(通称さとなおさん)のお三方。

ところが、それぞれがコメントしはじめると、teledaに対してネガティブなことをおっしゃる。あれー?なんかそういう催しだっけ?

teledaはNHKのVODサービスをソーシャルメディア的な仕組みでもっと楽しくできないか、という実験。Facebookなどの既存のサービスではなくteledaという疑似的なSNSを1000人ぐらいの人にモニターしてもらった実証プログラムだ。だからつっこみどころ満載ではあるだろう。あるいは、ソーシャルテレビとはリアルタイムでのテレビ視聴なのだとこだわる考え方に立つと、VOD×ソーシャルは意義が薄い、となってしまうのだろう。

でもぼくは、teledaという、VODにとりあえず的なソーシャルネットワークを使ってもらったらテレビ視聴がどうなるだろうね、という実験の成果を聞きに行ったのだ。teledaがソーシャルネットワークと言えるのかどうかは正直、どっちだっていいの。teledaでやってみたことをできるだけ詳しく聞きたかったの。

なんだかボタンの掛け違いが起こっている。パネラーの方々が悪いとか言いたいのではなく、このパネルディスカッションの意味合いがしっちゃかめっちゃかになっちゃってるんだ。

1時間半のパネルディスカッションが、結局こうしたちぐはぐさで終始してしまった。をいをい、なんだよこのイベント。1カ月も前から楽しみにしていたのにさ。

これの前の催しがとっても充実した内容だったから、余計に残念。前菜が思わず美味しかったのに、メインディッシュが生焼けだった、みたいな。はっきり言いますが、これは企画した側のミスだと思いますぞ。パネラーの皆さんと下打合せ、できてなかったっしょ。

どうしてぼくがこれほど残念がるかというと、このteledaの実験は、次回のBar境塾の「録画サービスはソーシャルへ向かう」とすごく近いテーマだから。録画した番組を楽しむためのソーシャルがテーマ、ということと、VODサービスのソーシャルな楽しみ方、というのは近いでしょ?だからこそ、楽しみに楽しみにしていたわけ。

それにしても、これほどちぐはぐなシンポジウムも珍しいなあ。ひょっとして「ネガティブなつっこみを入れてください」という企画意図だったのではないかな?ホントはもっと進んだことやりたかったのに上から制限されたので、こんなんじゃダメだって言ってください、みたいな・・・・いやいやいや、んなわけないか。

teledaの成果は、機会があればじっくり聞いてみたいものだ。と、思ってたら、そんな機会ができそうな気配が・・・。もし聞けたら、それはまたここで報告するからね。

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