スマートテレビはもうはじまっている〜週刊フジテレビ批評とスマートテレビ研究会

8月13日に出演した「新・週刊フジテレビ批評」。土曜日の朝5時からという起きているのが難しい時間なんだけど、自分が出て以来、少なくとも録画して毎回見るようにしている。先日の放送、9月23日の回は”クリティークトーク”でのゲストが志村一隆さんだった。

志村さんって誰?なんてこと、このブログの読者なら言っちゃダメだよ。2010年11月に書いた「AppleTVはこれから起こることのひとつに過ぎない」と題した記事で、志村さんの著書『ネットテレビの衝撃』を紹介している。それから、第三回リアル境塾「アナログ停波まつり」で山崎秀夫さんとともにゲストにお招きした方だ。あらためて少し紹介すると、志村さんは情報通信総合研究所に所属して主に海外メディアの研究調査をされている。スマートテレビ研究の第一人者と言っていいと思う。

その志村さんをゲストに招いた「新・週刊フジテレビ批評」は、もちろんスマートテレビについての特集だった。

前半では日本におけるスマートテレビの現状がリポートされ、後半は志村さんを軸にしたトーク。志村さんは朗らかで快活なキャラクターなので楽しく話は進んだけど、よく考えると民放キー局で扱う内容としてはけっこうラディカルだったんじゃないだろうか。

『テレビは生き残るのか』を手にして出演したぼくが言うのもなんだけど、うわこんなことテレビで言うんだ、と、見ていてドキドキした。いや、こんなことテレビで言う時代に突入したんだな。もちろん、この番組ならでは、福原プロデューサーいればこそ、なのだろうけど。

ドキドキしたのは、「いまのテレビ番組の作り方はもったいない」と志村さんが言ったあたりとか。アメリカのように二次三次の使用に耐えるような質の高いドラマなどを作った方がいい、バラエティはその場で楽しめるだけだし、と。をを、言ってのけたなあ。

そんなこと言われてもね。テレビ局の人たちは反論するだろう。それはもちろん、いまの仕組みだとドラマばかり作っているわけにはいかない。コストをかけて番組を作ってもいまのやり方だと成り立たない。でも、いまのやり方だけではいずれ行き詰まる。いやすでに行き詰まっているのかも。

テレビのあり方がいまこそ、問われているのだ。

一方、少し前にスマートテレビ研究会が発足したというニュースが流れた。慶応大学のメディアデザイン研究科が音頭を取って、多様な事業者が参加するという。これを聞いて、ぼくはなんとか見学だけでもできないかなと思っていたら、なんと連絡をいただいて、パネルディスカッションに参加して欲しいと言われた。なんと光栄な!と、一も二もなくお受けした。

そしたらさっそくリリースがでていて、ぼくの名前もちゃんと書いてあった。なんか不思議。

境塾にお招きした山崎秀夫さんがメインでしゃべるし、ガラポンの保田さんも参加するみたいだ。保田さんも境塾に来てくださって名刺交換したんだよね。

なんか、スマートテレビの旗印の下、新しいテレビをめぐる人たちがだんだん揃ってきた感じだ。ぼくにも徐々にその方々が見えてきた。そいでもって、その輪の中に加えてもらっている。こんなブログ書いてきて、本を出したからなんだろうね。主張し続けてみるもんだ。

そんな風に、スマートテレビはもうはじまっている。これは観念的に言ってるんじゃないよ。電気屋さんに行ってみて。テレビ受像機のセールスポイントはもうネット接続になってるから。もう、”実際に”はじまっているんだ。どうやら、これからテレビを取り巻く状況はすごい勢いで変わるようだ。

ってわけで、みんな、うかうかしてると、置いてかれっぞ!

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