ぼくの初の著作『テレビは生き残れるのか』が発売されてから一週間経った。
16日の土曜日に発売されてすぐ連休だったので、あちこちの書店を回ってみた。編集の千葉さんの話だと、金曜日に書店に届いて土曜日になってから棚に並べはじめるのだそうだ。とは言え、連休中は置いてある店もあれば置いてない店もあるといった感じで、少々不安だった。
休みが明けてから書店を見てみると、けっこう置いてあるし、なかなか目立つ陳列をしてくれている。
会社の近くの文教堂。TBSも近いし、博報堂DYもすぐそこ。さすがにメディア企業のお膝元だけあって、もともとレジ前にメディア関連の書籍のコーナーがある。そのメディアコーナーにどーん!と、平積みされていた。三列分だし、一列はぐいっと減っている、つまり売れている感じ。素晴らしい!
さらに、第三回リアル境塾でゲストにお招きしている山崎秀夫さんの『スマートテレビで何が変わるか』が隣に並んでいる。斜め奥には同じくゲストで来ていただく志村一隆さんの『ネットテレビの衝撃』も置いてある。極め付けは縦の棚に佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』まであるぞ。なんて理想的な陳列だろう!\(^-^)/
さらに金曜日に六本木ミッドタウンに行ったらTSUTAYAの書店があり、ちょい奥の新書の棚に、どどどどどーっとこれでもかってぐらい並んでいた。ちゃんとディスカヴァー社のPOPも脇にある。
さすがにここまで並んでいると、ちょっと引いたかな。そこまで押し出すほど一般的な本じゃないんだけど、と。かえってハラハラしちゃった。
まあしかし、さすがディスカヴァー社だなあ。各書店にぐいぐい売り込んでくれていることが感じられた。コンテンツだって商品なのだから、流通への営業力とか大きいってことだね。
それから、いくつかブログ記事を書いていただいたり、Twitterで感想をいただいたりした。
まずカワテツさんこと川上徹也さんがブログ(カワテツの「出版プロモーションの裏側、全部見せます」)の中でさっそくレビューを書いてくださった。メディアの本はいろいろ出ているけどこの本はリアルだと思ったそうだ。「それは何よりお金の話がよく出てくるからです。」あ、そうだね。確かにお金のことはいっぱい書いた。お金の話をぐいぐい出さないといけないと思ったから。
それから、この本の出版社であるディスカヴァー社の干場社長もブログでとりあげてくださった。自分の会社の本なら当然だろうと思うかもしれないけど、ちゃんと読んでちゃんと書いているんだよ。映像業界の話を出版界と比べることで、自分の問題に引き寄せて書いてくださった。そう、映像界の話は、すべてのマスコミ界の話と共通項があるはずなんだ。
土屋夏彦さんという方がCnetでブログを書いておられて、そこでもとりあげていただいた。地デジ化について概論的に語りながら、途中でぼくの本を紹介してくださっている。
感激したのが、ブログ:マーケティングエッセンスを書いておられる大西宏さんが、同ブログでとりあげてくださったこと。ぼくはこのブログの長らくのファンで、更新されたら必ず読んできた。「マーケティング」というタイトルながら、取り扱う題材は幅広く、それでもちゃんとマーケティング的な視点で書かれていて、いつも啓発されるのだ。
そういう、自分が毎日のように読んでいるブログに自分の本が登場するのは不思議な気がした。もちろん献本したからなんだけど。編集の千葉さんが、影響力のある方にはどんどん送りましょうと言うので、面識もない大西さんにも図々しくお送りしたのだった。
Twitterでいただいた感想で感激したのが、フジテレビの福原さんのTweet。「週刊フジテレビ批評」などで何というか、”内なる改革者”といった活動をしている方だ。その福原さんが・・・
と言ってくれた。
うーん、うれしいなあ!「いまいろいろ社内外で動いている方向性が間違いではないと確信する」少し福原さんの気持ちを押せたということかなあ。はいはい、楽しみにしてますよ!実際、この本を書いている最中に、テレビ局側がぐいぐい新しい動きを見せはじめたもんね。
一方で、アマゾンにはかなり辛口なレビューをもらった。うーん、これはこれで心して受けとめなきゃなあ。でも励ましのレビューもいただいたので、プラマイゼロ?
ブログをずっと読んでくれてる人からすると、ちょっと物足りないらしい。それはそうだな。ブログを本にしたものだから。いやそれにしても、ブログ読者のためにはもう少し、書いてないことを入れ込まないといけなかったんだろうな。それと、ブログでやってるアジテーション的なムードがないのもつまんないのかもね。これも意図的に、ブログではジーンズはいてリラックスしてしゃべってるけど、本ではやっぱね、初対面だしね、ってことでYシャツぐらいは着ている。アジテーションもほとんどしていない。初対面のおじさんにはね、あおれないよね。
このあたりはしかし、反省要素ではあるかな。
あ、あなたはどうだった?よかったら、下のコメント欄で書いてってね。FBアカウントないと書けないけど・・・
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