週刊東洋経済「テレビ新世紀」=池田信夫+志村一隆+池田信夫+α

九州出身のぼくからすると、今日は大雪。5cmは積もってるだろう。子供のころなら雪合戦だ、というところだが、中年のいまは外に出たくない気分。

そんなこの冬のクライマックスに、週刊東洋経済がテレビに関する特集を組んだ。「テレビ新世紀 進化しないTV局は滅びる!」となんとも過激なタイトルだ。

中身はタイトルよりさらに過激だった。

地デジ化は準備不足だ→地デジ後はテレビ局はこんなに危機だ→スマートTVがやってくるぞ!・・・とだいたいこんな構成になっている。

かなり驚いたのが、最初の地デジ化の状況に関する部分。昨年9月時点で地デジ対応受信機の世帯普及率は90%に達したと言われているけど、受信機を持っていることと地デジ放送を視聴できるかどうかは別で、視聴できるのは78.4%なのだという。その理由の多くは、アンテナが対応できていないから・・・

こんな話が、メジャーなメディアに載ったのは初めてではないだろうか。池田信夫ブログを毎日読んでるぼくは、どうして何度かに渡って地デジ化の問題点が克明に書かれているのを見て、どうしてこの一大事が大きなメディアで語られないのだろうと思ってきたのだけど、ついにそうなった。誰もが読むような雑誌でついにとりあげられた。

それにしても池田信夫ブログに書かれていることとクリソツだなあと思いながら読み進めると最後の最後に、その池田信夫氏の署名記事が4ページに渡って掲載されていた。それはそれで毎度書いてる電波利権の話だった。

あー、そうかそうか。この特集、池田信夫さん監修なんだな、きっと。

実際に”監修”までしたかはわからないけど、相当アドバイスを受けているにちがいない。なーんだ。

また、スマートTVの記事では、志村一隆氏が2ページ書いてる。・・・え?それは誰かって?何を言ってるんだね君は?・・・このブログでも11月に「AppleTVはこれから起こることのひとつにすぎない」と題した記事で志村さんの『ネットテレビの衝撃』について書いたじゃないですか。忘れちゃいかんよ〜。

というわけで、この記事のタイトルでは池田信夫さんと志村一隆さんの記事ばっか、みたいな嫌みなことにしちゃってるけど、実際にはかなり充実した内容になっているよ。テレビの将来について考えに考えてきたぼくも、まだまだ知らないことや発見がいっぱいあった。

日テレ氏家会長のインタビュー記事も、読みごたえ十分だよ。

それから、ちょっと象徴的だったのが、最後のスマートテレビのコーナーに入って最初が、「ニコ動の存在感」についてだった。いや実際、今後の映像コンテンツ流通、そして放送事業の将来を考える上で、ニコ動は見逃せない存在になりつつある。日本には、You Tubeとは別のネット上の映像メディアとしてニコニコ動画が存在する、その意義は大きいと思う。

あ、えっと・・・どう大きいのかは聞かないでね。・・・だって、まだよくわかんないんだもーん!。でも、絶対に大きな存在になるのはどうやらまちがいないみたいだ・・・よん!

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