【メディアコンテンツ業界への警鐘】流動化とスキルアップ

さて、政治家は”流動的”な人生のるつぼだったりする。ここで書いてきた趣旨からすると、みなさん、えらい、ってことになるのかな?もっとも、二世三世はあんまり”流動的”じゃないけど。でも新首相も研究者から”流動的”な選択で政治家に転身した際は、それなりの勇気が必要だっただろう。ましてや、祖父が作った政党を負かして首相になったなんてそうとうな”流動性”だね。

さて、このところしばらく”流動化”つまり、あなたも変われ、そなたも変われ、と訴えてきたわけだけど、この”変わる”ってのはそれまでのスキルを捨て去る、ってことではない。

ってことなんでしょ?とある人に言われたので、今日はいいネタもらったなと、そこんとこにふれよう。

“流動化”しよう、ってのは、これまでの経験値がまったく無意味になるということでもない。むしろ、自分のほんとうのスキルというか、いろいろ削っても残る価値を生かしていくということだと思うのね。

それは単純にテレビをやってきたから次は映画やろう、ということではないのよ。それはやや、表層的なスキルでね。

例えばテレビ番組の企画をずっとやってきた人が、その企画力を生かして新しいビジネスモデルを企画してみる、とかね。やっていることの”領域”を越えて、それでさらに自分のスキルが別の領域で生かせる、みたいな。

いや、そこまで領域を超える必要もないのかもしれないけど、とにかくある職種で磨いてきた経験値には、いくつか”芯”みたいなものがあるはずで、その”芯”は別の何かに必ず応用が利くはずだとぼくは思う。イノベーションは、そういうところでおきるんじゃないかと思うわけ。

メディアコンテンツ業界で言えば、例えば(前にも書いたかな?)雑誌を編集する、という能力は”雑誌”をとっちゃっても生きるんじゃないか。編集する、って相当な特異能力だと思う。”人びとを”編集するとか、”街を”編集するとか、いろんな編集があるんじゃないか。

テレビ番組を進行する、をやってた人は、意外に”経営改革を”進行するとか、”ベンチャービジネスを”進行するとか、いろいろできるはず。

なんか”転職のアドバイス”みたいなことになっちゃってるけど、人間はそういう連続性が大事で、スキルアップとはそういうことじゃないかと思うんだ。

そう”流動性”はやみくもに変化するということじゃなく、”連続性”がポイント。そう考えると、流動化を前向きに捉えられるんじゃないかしら?

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