新聞のブランディングやり直し〜クリエイティブ維新その23〜

まあでもね、朝日のCNET買収は、これからはネットだと思いました、という、決意は汲み取れる。覚悟は伝わる。そう、もう紙だけじゃダメだと本気で考えはじめたんだ。そこは、えらい!

確かに、何かは起こりえる。どうにか、やりようは出てくる。かもしれない。

例えばね、ぼくは毎日Yahoo!は見ている。毎日というか、日に4回とか5回とかは見るよ。主に何をするかというと、これが我ながら面白い。検索しに来るんじゃないんだ。トピックス見るの。

いま何か起こってる?面白いことでもあった?そんな気持ちでついつい、日に4〜5回。

ところがね、asahi.comは見ない。ほとんど見ない。時々行って見るよ、そりゃあ。でも習慣化しない。

おかしいよね。”いま何か起こってる”ってことなら、ニュースサイトの横綱、asahi.comを見ればよさそうなのに。

ひとつ大きいのは、前に書いた、ニュースが網羅されすぎていて、どれが大事かわかんない、ってこと。Yahoo!には見出しが8個しかないから、あ、これがいま起こってることね、となる。

でもそれだけじゃない。何か別の重要なことが、asahi.comには欠けている。

ニュースサイトは、ニュースサイトってだけじゃダメなんじゃないかと思う。何かもっと方向づけが必要なんじゃないかな。私はこれこれこういうニュースサイトです、とか。いやもっと言うと、ニュースサイトじゃなくて、○○サイトです、そこまで行くべきなのかもしれない。

○○って何よ、って?うーん、ちょっと無責任かなあ。でも、そこを具体的に言えたらぼくは朝日新聞社を救えるわけでね。そう簡単ではなかろう。

とにかく、それくらいの朝日ブランドの再定義というか、再構築というか、見直しというか、しないと、まずいんだと思う。

少し踏み込むと、ヒントはAERAなんじゃないか。

AERAは中吊りのダジャレコピーのおじさんくささとは裏腹に、かなり”働く女子”を意識していた。そこにオリジナリティがあったもんで、働く男子、のぼくも時折買っていた。

だからasahi.comも働く女子を意識せよ、というのは早合点すぎだけど、それくらいの”色”を持たないと存在意義がないんじゃないか。働く女子は絞りすぎかもしれないけど、例えば40代以下のオピニオンジャーナル、ぐらいな色付けだったらマーケティング的に何とかなるんじゃないか。読売ブランドがなんとなーく、団塊世代周辺のおじさんジャーナルな色があるのと差別化できるんじゃないか。あるいは、管理職向けっぽい日経ブランドともちがった場所に立てるんじゃないか。

いまの話は世代ターゲティング色が強すぎかもしれない。でもとにかく言いたいのは、それくらいの議論をして、朝日ブランドの社会的存在価値を自問自答するべきだということ。

つまり、イチからやり直すの。

それくらいのことをやらないと、たぶん、10年持たないと思うよ。まじめな話・・・

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