ネット上の映像に広告価値を持たせること〜メディア事変その15〜

映像はコミュニケーションのツールとしてやっぱり強力な力を持つ。その映像を一日中全国のお茶の間に送り届けてきたテレビ放送というシステムは考えてみればすごい。

問題なのは、テレビ中心で進みすぎた、やりすぎた、ということ。そこに”インターネットで動画が流せる”という状態が生まれ、だったら馬鹿高いテレビ広告費をいままでほど使わなくてもいいかな、と、当然考えるだろう。

だからといって、現状ではテレビ広告の代価をインターネット上の動画が果たせる、とは言えない。つまり、そこに課題があるんだ。

代わりになるものがないのに、テレビ広告費がただ減っていっている。ただもやもやと、ワード検索連動みたいなサービスに、ぐんぐん広告費を吸い取られている。

こないだあるセミナーで出てきた予測値。2007年から2012年までの5年間で、日本人のメディア接触時間がどう変化するかを算出していた。それによると、地上波テレビ放送のリアルタイム視聴は5年間でいまの88%に減少するというのだよ。びっくりだ。12%も減るんだぜ。その減少分は様々に拡散するんだけど、インターネット上の動画視聴は2倍に増えるんだって。

その比率は、いまの12:1から6:1にまで差が縮む。これもびっくりだ。テレビを見ている時間の1割強が減って、ネット上の動画視聴時間は倍になり、テレビ放送に費やす時間の6分の1程度になる。あくまで試算だから実際にどうなるかはわからない。でも、かなり納得のいく数字でもある、でしょ?なんか、そんな感じになりそう。

この、ネットで動画を見る時間が、ただYou Tubeで前の日に見逃したバラエティ番組だったり、昔の歌謡曲を懐かしんで見たりすることになっちゃってはいけない、よね?広告クリエイターは、そこに立ち向かわないといけないんだ。見逃したバラエティ番組より面白い映像をネットでみんなに見せて、そこに広告価値を認めさせないといけない。

”いけない”と書いた。どうして?と思っちゃう?別にネットで動画見るのがいちいち広告になってなくてもいいじゃん。

そうだね、普通の人にとっては。でも、広告クリエイターは、そこ、やらないと”いけない”んだぜ。そのあたり、また来週ね。

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