劇場収入はじわじわ減りそう〜2011年の映画産業統計から考える〜
興行収入の単位は”億円” さて前回の記事で書いたように、2011年の映画産業統計が発表された。数回に分けてその結果をいろいろと考えてみようと思う。 すでに書いた通り、日本の映画興行市場は2000億円前…
コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!
興行収入の単位は”億円” さて前回の記事で書いたように、2011年の映画産業統計が発表された。数回に分けてその結果をいろいろと考えてみようと思う。 すでに書いた通り、日本の映画興行市場は2000億円前…
2011年の映画興行に関するデータが発表された。 これは毎年この時期に、日本映画製作者連盟という団体が発表するものだ。このリンクから、最新の統計資料を見ることができる。 去年も同じ時期にこのブログで書…
前々回の「配給会社にはカラーがある」の記事に続いてまた映画の話に戻るよ。この記事の最後に「新しい流れがはじまろうとしている」と書いた。それは、『モテキ』の公開が迫っていたからだ。この映画は、その”新し…
前回は「日本映画は生き残れるのか・・・映画らしさとか、もやもやと・・・」なんていうもやもやしたタイトルで映画について書いた。これに続いてしばらく映画の話をしようと思う。 『探偵はBARにいる』が興行収…
日曜日に『探偵はBARにいる』という映画を観に行った。 中一の娘と、いくつかの映画の予告編を観たら、彼女がこれがいいと言ったのだ。ミステリー好きの娘は、自慢のようだけど目が肥えてるし、鼻が利く。彼女な…
eiga.comで大高宏雄さんの連載がはじまっていた。「大高宏雄の映画カルテ 興行の表と裏」というタイトル。大高さんは映画を”興行”の側面から語ってきた人だ。映画を、そういう商売としての視点で語る言論…
Facebookにファンページを開設してたくさんの方が来てくれたり、いろいろ七転八倒したりしているので、それについて書きたいところなんだけど、重要なデータが発表されたので、そっちを書くね。 日本映画製…
前回の”映画興行10年グラフ”を見つつ、あるいは日本映画製作者連盟のデータを参照しつつ、興行から見た日本映画の基礎情報を書いていこう。 まず昨日の”ひま人”さんのコ…
はい、またグラフを作ったよ。あ、これは解説しないとわからないか。 その前にまず、このサイトを見てみよう。日本映画製作者連盟という団体が毎年1月末に、前の年の興行データを発表しているんだ。ほおほお、ふむ…
『アバター』に刺激されてアメリカの話ばかり書いてきた。市場も収益構造も違うぞ、と。 ではヨーロッパはどおよ? これがまた、アメリカとぜんっぜんちがうんだ。 こないだもとりあげたこのサイトをもう一度みて…
『アバター』には日本の映画界は追いつけない、と前に書いた。それはホントにそうだ。市場の問題、収益配分の問題。日本映画界の現状を突き合わせると、あー無理だー!と打ちのめされるしかない。 そうやって、一度…
『アバター』をネタに書いてきた。書いてたら暗い暗〜い話ばかりになっちゃった。こりゃいかん。『アバター』をネタに、日本映画にとって明るいことも書くからね。 2つ前の記事に”まる3”…