メディア事変というサブタイトルの裏には、だからこれから、コンテンツが主役になるよ、クリエイターがほんとのイニシアチブとる時代だよ、という明るい意図があった。
だけど、どうもそんな能天気な話ではなかったようだ。
クリエイターは、今年、死ぬ。
そういう覚悟が必要なんだとわかってきた。
死ぬ。そして、生まれ変わる。
それがぼくたちにとっての2009年ということなんだ。
いままでのクリエイターとして生き続けようとすることはムダだ。たぶん、そんな意志には意味がない。そんな過去にしがみつこうとしていたら、死ぬ。そしておしまいだけが待っている。生き返ることはできない。
死んでいいんだ。一度。死ぬぞ、という覚悟が必要なんだ。
覚悟があれば生まれ変われる。よし、おれは一度死ぬぞ、という前向きな意志があれば、クリエイターは他の何者かとしてもう一度生きることができるはずだ。
もちろん、生まれ変わったら、またクリエイターと呼ばれるのかもしれない。だがそのこと自体に意味はない。ただ、いままでクリエイターとして大事にしてきた何かをしっかり握りしめているかどうかだ。それがあれば、ようするに何者にだってなれるだろう。
あ、言ってること、わかってくれる?
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