クリエイターはテクノロジーと手を組め〜メディア事変その12〜

企業に対してソリューションを提案している人たちはすでにいる。ITテクノロジーを持つ人びとだ。彼らはいろんなルートでクライアントに一所懸命むかっている。WEBソリューション、システムソリューションetc。

一方、クリエイターはクライアントとどう接していたか。広告代理店経由で宣伝部と接していたよね。それでいま、マス広告を通じて消費者とつながっていたのと、ITソリューションによってつながっていたのと、企業にとって二つのルートがあった。そこがいま、つながらないといかんのね。早いクライアントはつながってきている。そこに、広告費のパラダイムシフトが起こり、このたびのメディア事変が勃興しているわけ。

ここにこれからの時代の大きなヒントがあるよ。大事なとこだよ。

宣伝部が使うマス広告費が減っているわけ。それがインターネットにシフトしているわけ。情報システム部とか広報部とか、インターネットを使うセクションを経由してね。

だからぼくたちは、ITソリューションを提案している会社と組むの。彼らもね、いまううむ、と悩みはじめている。どうも、自分たちの提案にはクリエイティブな要素が必要になっているぞ。だからWEBデザイナーを雇ったりしている。ところが、学校卒業していきなりWEBデザインだけをやって来た若者たちはコミュニケーションがあんまりわかってない。マス広告でコミュニケーションをやって来た広告クリエイターの方がそういうところは得意だ。

つながればいいんだ。

いろいろ動き回ってみるといい。IT関係の人たちはいま、クリエイティブなノウハウを求めているよ。ああ!そうですか、クリエイティブな人なんですか!これはちょうどいい。我々と一緒に提案しませんか。ここにこうね、素敵な要素が、心ときめく何かが、必要なんですよ!

いままで出会わなかった人たちと、出会ってみればいいの。そして、いままで接したことのなかった、宣伝部じゃないクライアント企業にプレゼンするの。

ほら、道が拓けてきたよ。

つまりね、いままでの企業の宣伝部⇒広告代理店⇒広告クリエイター、という流れがいま、大きく変わろうとしている。それがメディア事変の実態であり、その流れを理解しているかどうかで、広告クリエイターとしての生き方が変わる。

わかる?

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コメント

  1. ITソリューションベンダーでは、トップ企業としてNTTデータや野村総研、インテック等がある。ここらが、どれだけコミュニケーションITテクノロジーを持っているかは不明だ。彼らは基本は受注のシステム開発の姿勢と事業モデルしか無い。これから、世の中が求めているのはブレークするメディアソリューションである筈だ。キーは、スマートサイネージテクノロジーだろう。ここはメディアベンチャーの我々の出番だと任じて頑張っている。クリエイターとのコラボは当然至極で、バーチャルカンパニーでホイホイと仕事が来る様に将来はなるのではと思う。

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