2月に発売された拙著「爆発的ヒットは”想い”から生まれる」。順調に売れているようである。ただし私のお友達の間では。ありがたいことに、Facebookでつながっているみなさんが「買いました」と書店の陳列や手元に置いた写真を投稿してくださっている。うれしい。いくら感謝してもしたりない。
では一般に売れているかというと、まだよくわからない。というより、まだ大して売れてはいないようだ。それはそうで、私は出版界ではさほど有名ではないし、この本も狭い範囲といえば狭い範囲に向けた内容で、例えば80代後半の私の母が読んでもさっぱりわからないだろう。年齢の問題ではなく、エンタメやヒット現象、そしてマーケティングに興味がないと何のことやら、という本だ。だからどこの書店も、入っていきなりドーン!と、でもなく、ビジネスコーナーの奥の「マーケティング」と表示された棚に、今はまだ出たばかりだし大和書房の出版社としての実績もあるのでそこそこ目立つ感じで置かれている。本の「置かれ方」が大事で、うまく狙っている層に引っかかってもらえるように「置かれる」ことを作るときに考えねばならないのだ。
狙い通り置かれたとしても、やはりプロモーションしないと売れない。私の本はある面、どうプロモーションしたら物が売れるか、ということもテーマにしている。だったら自分の本のプロモーションもここに書いた通りにうまくできないと恥ずかしい。自分の本に書いたことの信憑性は、自分の本を売ることで証明する必要があるのだ。くうう。大変だなあ。
そしてこの本で書いたのは、想いを伝えろ、さすればヒットにつながるのだ、的なことだ。ずいぶん乱暴なことを書いたものだが、そうするとそれを実証するには、想いを伝える必要がある。
というわけで、想いを直接みなさんに伝えるべくイベントを続々企画中だ。ここに示したのが、そのリスト。
一つずつ説明していこう。
●3月8日 「でじめ会」@大阪P-Cube
「でじめ会」とは関西の新聞社やテレビ局の人びとを中心に、「デジタルメディア関西の会」という、言ってみれば旧メディアの人たちがネットのことを学ぼうという勉強会らしい。だから基本的にはメディア関係者向けなのだが、そうじゃなきゃダメということではないそうなので、入会するかは置いといて行ってみたいという方はこちらへ→事務局メールアドレス
そういう場なので、本の話とともに「いまテレビメディアが迎えているパラダイムシフト」についても話します。そっちも重要。つまりそのあたりにも興味ないとつまらないかも。
ちなみに事務局のP-Cubeの取締役、池田由利子さんとは相澤冬樹との関係で知り合った方。そっちの話は長くなるのでまた別の回に。
●3月9日大阪ジュンク堂本店 Yahoo!ニュース個人フェア記念トークイベント
これはちょっと面白い趣旨のイベント。私はYahoo!ニュースで個人として記事を発信している。その「Yahoo!ニュース個人」がこの3月に書店との提携強化策として東京・関西の丸善とジュンク堂にオーサー専用の棚を設置するという。私に限らず、Yahoo!ニュースに書く人には著書を持つ書き手も多いので、その著作がずらりと並ぶのだろう。
その一環で、大阪ジュンク堂でトークイベントをやってくれる。新著を出したばかりの私にも声をかけてくれたというわけだ。
大阪を愛する身としては願ってもない話で、一も二もなくお受けしたのだが、考えてみると大阪で私を知る人は業界外ではいないだろう。その上、書店の一角かと思ったら”堂島アバンザの6階C会議室”での開催だそうだ。会議室?来てくれるのかなあ。
そんな不安におののく私をかわいそうだと思ってくれる関西の方、ぜひいらしてください。本を買った人にはサインすることになってます。
詳しくはこちらを読んでね。→ジュンク堂の告知ページ
ちなみにサインは、ちゃんとしたものを作ってある。正確にいうと作ってもらった。
「署名ドットコム」というサービスで、意外に安価で作ってもらえる。これをせっせと練習して書くのだが、なかなかこの通りに書けない。まあ大阪に行くまでにはさらに練習するので、はい、頑張ります!すでに買った方も参加できるイベント(だと思う)ので、とにかくみなさん来てください。よろしくねー!
●3月14日 二子玉川蔦屋書店トークイベント ゲスト:「カメラを止めるな!」プロデューサー市橋浩治氏
あのおしゃれスペース蔦屋書店の二子玉川店でトークイベントをやらせてくれるというので、「カメ止め」プロデューサー市橋氏をゲストにお招きすることにした。ちょうど「カメ止め」も日本アカデミー賞からのAbemaTVでのスピンオフからの金曜ロードショーでの放送へと再び加熱すること間違い無いので、その熱も冷めやらぬうちにイベントができてナイスなタイミングだ。
市橋氏には前にもセミナーに来てもらっている。その時は業界向けのセミナーだったので割と真面目にヒット分析をした。実はその時にうかがった話をかなり本に入れ込んでいる。「カメ止め」のヒットの実際は、市橋氏への取材なしではまとめられなかっただろう。
このイベントでは、本に書いたことよりさらに掘り下げ、「想い」についてうかがおうと思っているが、正直内容は当日までわからないかな?
イベント紹介はこちら→蔦屋書店のイベントページ
というところでエネルギーが尽きたので、イベント紹介前半はここまで。次回に後半の解説をする。後半もまた面白そうだなあ!
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