境塾、という冗談半分なタイトルで勉強会イベントをやってきた。なんだそりゃ?って思ったら、このブログのカテゴリーから“境塾“ってのを選んで出てくる記事をざっと読んでもらえればわかる。あと、上のタグの「VIDEO」を押すと、境塾をUstream配信したアーカイブが見れたりする。2011年にはじめた時は2か月に一回程度やってたんだけど、ソーシャルテレビ推進会議を起ち上げてからは頻度が下がった。去年の7月に著作権をテーマにやったのが最後になってた。
その境塾を久々に開催します。今回のテーマはなんと!ネット選挙だ。
クリエイティブビジネス論が政治かよ、と思うかもしれない。自分でも思うし。でもね、メディアだコンテンツだのは、実は極めて政治性を帯びたものなのだよ。日本では1970年以降、そういう捉え方を避けてきたけどね。でも例えばテレビなんて政治的なことこの上ない存在なのだ。
テレビや新聞などのマスメディアはこの100年くらい明らかに、いまの政治状況を支えてきた。つくってきたと言っても過言ではないだろう。いや、ここでマスゴミ批判みたいなことを言うつもりもないよ。ただ、意図していなくても政治に関わり、政治状況を醸成してきたのは他ならぬテレビなのだ。
マスメディアとは国家という共同体をバックアップしてこれまでやってきた。それがいま曲がり角にきているのは、つまりはいままでの国家の捉え方、それを運営するための政治のあり方も曲がり角に来ているということだ。メディアと政治は切っても切り離せないのだ。
そして今回のネット選挙の導入はある意味とても大事だと思う。ソーシャルメディアが、既存のマスメディアをちょっと視聴者の側に寄せてきたように、ネット選挙が政治を有権者の側に寄せてくれるのかもしれない。いや、誰かが寄せてくれるんじゃなく、この機会にぼくたち自身が、自分たちの側に政治をもって来ようとしなくてはいけない。そういう可能性が、ネット選挙解禁にあるんじゃないだろうか。
そんなことを、ぼくよりぶりぶりに若い論客、江口晋太朗氏をゲストに招いて話してみたい。彼のことは3月にここで書いたように、フリーランスの編集者でありつつ、いろいろな場でいろいろな活動をしている。One Voice Campaignというネット選挙に向けた活動にも参加していたので、その体験や考えなどをじっくり聞いてみたい。
境塾@デジハリ
日時:6月29日(土)14時〜16時
場所:デジタルハリウッド駿河台キャンパス 3階 E11・12教室
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 お茶の水ソラシティ アカデミア
※デジタルハリウッドはこの春に移転しているのでご注意を
ゲスト:江口晋太朗氏
編集者/One Voice Campaign発起人
鈴木邦和氏
(日本政治報道株式会社 代表取締役/日本政治.com運営)
テーマ:ネット選挙で政治は変わるか?
定員:50名(予定)
共同開催:デジタルハリウッド大学院 荻野健一研究室
申込:ATNDサイトでお申し込みください(ここをクリック!)
※終了後、同じ会場にて17時まで懇親会を開催します。こちらに参加の方は飲み物代500円をいただきます。
ゲストに江口氏とは別に交渉中としてあるのが気になるね?いまお話をしているので、確定したら発表しますよ。
というわけで、久々に開催する境塾、ぜひ皆さんご参加を。前に来たことある方はもちろん、初めての方もどうぞ!いろんな人が集まるから、交友を広げる意味でも面白いと思うよ!
追記:もう一人のゲストを加えました。日本政治.comという、投票支援サイトを起ち上げた鈴木邦和さん。20の質問に答えると自分にふさわしい政党が選べる仕組みで話題になった。いったいどういう思いではじめたのかなど、ぜひ聞いてみたい。
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