「第一回・リアル境塾」セルフレビュー3「ポートフォリオで生きていく」

一週間前の「リアル境塾」のセルフレビュー3回目。もう一週間経ったんだなー。ホントはこのレビュー、この一週間毎日書こうと思ってはじめたんだけど、ちょっとそうはいかなかった。

でもその分、第一回の反省や、今後どうしていくかを仲間たちと話しあったりした。その結果はもうすぐ発表するので、ちょっと待っててね。

さて佐々木さんとのお話のつづきだ。ミドルメディアはビジネスとしてどう成立させられるか。前もって書いてもらった質問の中で、ある方のものをとりあげた。「ミドルメディアでは広告費ではなくて課金モデルになっていくのか」というような質問。

これに対し佐々木さんは「広告費による収入を否定することもないと思う。ポートフォリオじゃないでしょうか」と言っていた。

ポートフォリオってのは「分散投資」って意味なんだけど、この場合は「分散収入」と受け取ればいいのだろう。これについては、佐々木さんがこないだ食事した時に言ってたことがわかりやすい事例かもしれない。いま、佐々木さんの収入源は、本の出版とメールマガジン、そして講演依頼の3つが軸なのだそうだ。

これを解析すると、ミドルメディアのビジネス化が少し見えてくる。セルフレビュー1でとりあげたプラットフォームとモジュール論も組み合わせるとわかりやすい。

つまり佐々木さんはいま、書籍出版、メールマガジン、講演の3つをポートフォリオ的に組み合わせて収入源としている。書籍出版というプラットフォーム上で「ジャーナリスト・佐々木俊尚」というモジュールが活動している。他も同じ。

さて佐々木俊尚が書籍出版上で対象とする人数は何人でしょう。「キュレーションの時代」は最初の一か月で4万5千部売れた、という記事を読んだことがある。書籍出版上では5万人ぐらいということだろう。

メールマガジンはおそらく、数百部から1千部ぐらいではないだろうか。講演は一度に多くても数百人だろう。

こうしてみると、”佐々木俊尚”モジュールが各プラットフォームで対象としているのは数千から数万人なのだ。ミドルメディアの定義で出てきた人数と近いでしょ?”佐々木俊尚”自体がミドルメディアなのだと言える。そしてそれぐらいの対象人数で十分に”メディア”として機能している。

すごいヒントにならないかな?

ぼくは佐々木俊尚さんをリスペクトしまくってるけど、80歳のぼくの母親はまったく知らないだろう。東京でメディア界で働いてる人だって知らない人はまだまだ多いだろうし、名前は知ってるけど文章や本を読んだことはない、って人もいっぱいいる。でも”佐々木俊尚”というミドルメディアはビジネスとして十分成立しているのだ。

数万人だけを対象にしても、ビジネスが成立している。これまでの”メディア”の感覚からするとあり得なかったことだ。

ただし、”佐々木俊尚”というメディアビジネスで支えられるのは佐々木さんひとりなのかもしれない。この点も佐々木さんは何度も言ってたところだ。「これからのメディアは儲かりはしない。けど一人くらいなら食っていけますよ」それは何より、佐々木さん自身のことを背景に語っていたのだと思う。

ただし、一点気をつけないといけないのは、佐々木さんの表現形態はテキストだということだ。メールマガジンはネット時代に珍しく”お金を払うことにさほど抵抗がないコンテンツ事業”なのだ。しかも仕入原価はゼロ。使うのは脳みそだけだし、人手も書く人たった一人でいい。

現状、ビジネスとして成立させやすいテキストコンテンツだからいいのだ。でもテキスト以外は、成立しにくい。動画なんか全然無理だ。

とは言え、”いまのところ”だけどね。これから変わってくるとぼくは思う。テキスト以外のコンテンツにお金を払う習慣がこれからでてくると思うよ。

てなところで、今日はおしまい。セルフレビューはあと一回だけ書こうかな・・・

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