もはや、問題は生き延び方になってきた

今日は変則的に、夜遅くの更新をしてみたよ。

業界各社の決算が発表になった。この3月期の決算が出たわけだけど、ぼくが見たかったのは前期ではなく今期。

決算短信には今期の業績予想を書かないといけないのね。少し前に、「ぼくたちにこれから、何が起こるか?」のタイトルで、これから業界は大変なことになりそうだと書いた。その続きとして、今期の予想を何らか得られないかと思っていた。

決算の発表時に業績予想も各社出すことに気づいて、今日を待っていたのだよ。

さてとりあえず数字がとれる電通と博報堂DY、そしてテレビ局各社の業績予想を並べてみた。ADKは12月決算で並べにくいので外した。ホールディングス体制ではない電通、日本テレビ、テレビ朝日は個別の予想数字がでているのでそれを抽出した。これ、意味わかる?ホールディングス体制ではない会社の場合、業績予想に”個別”の数字も”連結”とは別に発表している。個別の数字とは中心となる会社の数字、つまり電通グループではなく電通そのもの、テレビ局も子会社などの数字は除いた純粋な放送事業の数字に近くなる。

この業績予想を並べて、東日本大震災のもたらす業界への影響を見通してみようというわけね。

各社中間期の予想も出しているのでそれも表にしてある。今期は前半にもっとも影響が強く出そうだ。大ざっぱに言って各社とも売上高が5%程度減少するとの予想。経済学者やアナリストたちは今期前半の経済成長はマイナス5%前後だと予想しており、各社ともその通りの数字になっている。

驚くのが4社で営業赤字を予想している点。こんなに並ぶのはリーマンショックの時もなかった。短期的に強い悪影響が出るということだろう。強烈だよ、これは。

下期で大きくプラスに戻し、通期ではなんとか帳尻が合う予想になっている。それでも、通期の営業利益は前年から大きく減少。ここでまた驚くのは、テレビ東京が通期でも営業赤字を予測している点。そこまで悲観しますか?と言いたくなる。

でもテレビ東京は真面目に予想したということかもしれない。

とにかくこうして予想数字を並べると、今期のすさまじさがイメージできるだろう。それにここで書かれているほど、下期で持ち直すのかどうかも不安だ。もちろん各社とも経済指標の予測値などをもとに割り出しているのだろうけど、その予測値より業界は良くないのではないかとぼくは危惧している。

いずれにせよ、まず今期前半は大変な状況だとわかってくる。例えがホントに悪いけど、大津波警報だ。ここは何か前向きな対策をとかではなく、大津波が過ぎ去るまでどう持ちこたえるかだ。あの津波で助かった人々が、何かに必死でしがみついたりしたように、つかまれる何かを見つけて、とにかく波に流されないようにつかまり続けるしかない。

今年の問題は、カッコつけずに”どう生き延びるか”だ。みなさん、そばにしがみつける何か、あるかしら?・・・

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