自民党のおじいちゃんがかなり消えていく。でも、民主党にもおじいちゃんがいっぱいいるからね。必ずしも年寄りってわけでもない。自民党のおじいちゃんと同じように”旧勢力”が民主党にもいっぱいいるってこと。
まちがいなく。
これから一年以内に大きな政界再編が起こる。
今度の選挙はその”はじまり”に向けてのはじまりだってことだ。
さてここで、確認しておくよ。今度の選挙以降、何が大事になるのかを。
まちがっても”友愛”なんか信じちゃダメだ。と言うか、”友愛”って中身は空っぽだよね。
鳩山さんもそうだし、メディアで発言するインテリのほとんどが大きな勘違いをしている。そこんとこ、よく認識しておこう。
格差の是正、それだけを唱えている人は何もわかっていない。例えば派遣労働を禁止したら、当の派遣労働者がいよいよ働く場所がなくなる。そんなことでは問題は解決できない。
子供手当、そのこと自体はいいかもしれない。でも、その財源をはっきりしとかないと国債増発になり、結局は子供たちにツケが利子分まで増えてまわっちゃう。
そういう”可愛そうな人たち、大変な人たちを助けましょう、お金あげましょう”というのが”友愛”の正体だ。『20世紀少年』の”ともだち”が人類を滅ぼそうとするように、”友愛”の末には破綻しかない。
今の日本でいちばん問題なのは、みんなが”弱者”になっちゃったことだ。”弱者”を救済しましょう、なんて言ってても、”強者”がいないのだから、結局は”弱者”同士でなけなしのお金を回しあうことになっちゃう。そんなことしてても、みんなでどんどん貧乏になっちゃうだけだ。派遣労働を禁止しても、子供手当を給付しても、その先にあるのは破綻でしかない。
ではどうすればいいのか?”自動車や電機製品などの製造業”とは別の成長産業を育てなければならない。”強者”を今までとは違う方向で成長させてあげないといけないんだ。
何が次の成長産業か?もちろんIT産業がひとつだね。それに医療や介護、環境なんかもそうなのかもしれない。
あれ?でも、このブログの読者なら、もうひとつ思いつくはずだ。わかる?・・・
メディアコンテンツ産業だよ。ぼくたちだよ。そうなんだ。ぼくたちの業界はいまはじまって以来の危機を迎えているけれど、同時に成長のチャンスがやって来てもいるんだ。
もし政界再編が起こり、政治が新しい方向に向ってはじまっていくのなら、ぼくたちギョーカイ人もウカウカできない。次の成長戦略をなんとか構築して、新しい政治の波と足並みを揃えていかないと。
ぼくたちにとっても、いま、はじまりがはじまった。うなだれている場合じゃないぞ・・・
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初めまして。マーケティング・プランニングの会社に勤めていて、ある時こちらのブログを見つけて以来、ちょくちょく拝見しています。さすがに今回の民主圧勝には、不安というか、絶望感すら覚えました。正直、リアルに海外逃亡を考えてしまうくらいです。とはいえ、おっしゃる通りうなだれている場合ではないというのも確かだと思います。不平不満で状況が変わるならいくらでも口にすべきですが、そうでない以上、現状を見極めてきっちり戦略を練るべきなのでしょう。果たして、日本は何処へ向かうやら…。長文失礼致しました。
S tossyさん、はじめまして。今回の選挙の結果は、こう考えましょう。民主が圧勝したんじゃない。自民が大惨敗したのだ、と。あるいは、若い候補がおじいちゃん政治家を一掃したのだ、と。それにね、鳩山政権はまずまちがいなく長続きしないから・・・まだまだこれからですよ!