オンデマンドがテレビを変える〜メディア事変その41〜

話は変わるけど、iTunes Store上で”国”をUnited Statesにすると、どえらい数の動画が売られているのを知っているかな?Moviesもラインナップが豊富だけどTV showsにもLOSTや24など最新ドラマがメニューにズラリと並んでいる。

それから、HULUやJoostといった日本のGyaOみたいな動画サイトが人気を呼んでいる。ただGyaOとまったくちがうのは、やはり最近のテレビ番組が無料で視聴できること。

アメリカではテレビ番組のネット配信がぐいぐい進んでいるんだ。

だからNHKオンデマンドは進んでいるアメリカに日本も追いつけって現象。なんだけど、いちばんノリが民放じゃないってとこがなんつうかかんつうかだね。

他の局もやるのやらないの?って聞く前に、ネット配信と前々回に書いた”テレビ番組も映画と同じように他の事業者と共同製作になるかも”ってこととは深い関係がある。

テレビ局は”垂直統合”にこだわってきた。だから動画配信も、垂直統合思想のままだと自社サイトのみでやりたがるだろう。でも共同製作が常態化すると話がちがってくる。

そして、アメリカでLOSTや24がガンガンいろんなサイトやiTunesで配信されているのは、それらが共同製作だからだ。

テレビ局が”動画配信は弊社のサイトに限ることにしたいのよ”と主張しても、他の出資者が”何言ってんの、流せるとこあったらどんどん配信しないと元がとれないでしょ利益出ないでしょ”と言うだろう。と言うか、そういう契約になるはずだ。

だから、テレビのネット配信は、これから進むわけ。前々回とつなげて整理すると・・・テレビ広告費が急減する⇒放送事業の利益が薄くなる⇒テレビ局が原価負担を軽減したくなる⇒番組制作費をよそから調達する⇒テレビ番組は映画のように共同製作になる⇒テレビ局のサイト以外でも番組がどんどん配信される・・・こういう流れで物事が進むだろう。

かくて、著作権のせいにされて進まなかった”通信と放送の融合”が現実になっていくのだ。情報通信法より何より、状況を変えたのは”テレビ広告費の急減”だってわけ。世の中を変えるのは、経済なんだね。

いや、もっと簡単に言うと、世の中はおカネが変えていくんだ・・・

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コメント

  1. 日本も遅かれ早かれ同じ道をたどることになりそうですね・・・そう考えると日本って前例を海外で見つけられるから少しいいですね。これからちょくちょくブログ拝見させてもらいに来ます〜!

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