民主主義とガバナンス〜何も決められない議会を見て〜

経営において、最近はよく”ガバナンス”という言葉がよく使われる。

辞書を引くと”統治・運営・管理”とある。つまり企業統治というような意味で、”その会社の意思決定にはガバナンスが働いていますか”などと使われる。誰かが勝手に決めるとか、こっそり自分の利益になるようなことしてないよねとか、そういうニュアンス。

英語では”governance”という。類似語に”government”があり、これは”政府・統治・政治体制”と訳される。

企業も国家も、どう統治するかがガバナンス、という言葉で表現されるわけ。

いまの国会の無力ぶり、何も決められない様を見ていると、民主主義の限界、あるいは誤解を感じる。

できるだけみんなの声を聞こうね、という趣旨で、二院制になっている。議院内閣制ができている。でも、全然まともに物事が決められないじゃん。

企業におけるガバナンスは、誰が何に責任を持つのか、をはっきりさせることだ。取締役は会社の経営に責任を持つ。だから、重要な意思決定ができるんだ。その決定が利益をもたらせば、褒められる。失敗すれば、責任を問われる。ひどい時には、株主が取締役を承認しない、つまり解任されたりもする。

例えば、もしこのまま日銀総裁が決まらなかったら。道路特定財源どうするかが決着しなかったら。いったい誰の責任なんだろう?民主党?自民党?政府?首相?内閣?・・・まちがいないのは、それぞれが責任を押しつけ合うだろう、ってことだね。そして確かに、誰が悪いのか、規定できない。強いて言えば、みんな悪い?でも誰も制度上まちがったことしてるわけでもないから、誰も悪くない?・・・なんだそりゃ?

どうやらこの国の制度は、誰が何に責任を持つのか、はっきりしていないようだ。ガバナンスが効かないガバメント・・・そんなのあり?

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