ぼくのソーシャルメディア体験〜広告の新たな地平線・その11〜

このところ、広告のことでもVODのことでもないことを続けて書いてきた。実はちょっと迷ってたからなんだ。こないだはVODのこと書いたから、次は広告のことのはずなんだけど、広告の新たな地平線・その9で書いたことはどうも未消化のまま書いちゃってたなあと。で、そのあとどうしようか悩んでいた。ちゃんと書かないと、最近はするどいツッコミ多いしなあ(笑)。

そこに今日、面白いブログ記事が飛び込んできた。心理学から学ぶコンテンツ作成の7つのコツ-Seatle Colorという、どうやらシアトルに留学中の女子学生さんのブログらしい。これがねえ、すんごく頭を整理してくれたのよ。そうそうそうそう!って口に出して言っちゃうほど。

この記事はしばらく使わせてもらえそうだなあと。これと、その未消化のまま書いたこととは奥底でつながりあってるなあと。いや、どこがって感じだろうけど、そうなんすよ。

で、ここでもう一回自分の頭の中の整理をするために、ぼくのソーシャル体験を書いてみようと思った。結局ね、自分の体験からすべて考えはじめたからさ。コンテンツとソーシャルの関係が、ぼくにとっては自分のブログとTwitterアカウントの関係だったのですよ。だからそこ書くと、ぼくもあなたも物事がわかりやすくなるはずだ、と。

さて、なんですけど、話は去年の10月にさかのぼります。ぼくは数年前からこのブログをこまめに書いていて、でもあまりおおっぴらにしてなかった。ヘタをすると誤解されかねないかも、ってんで、匿名にしてたし、書いてることをあまり言いふらしてもなかった。ぼくの関係者が気づいて読んでくれればいいやと。だから、一日のアクセス人数は数十人だった。

ところが、再生のギョーカイ・その2〜バブルの延長線上にあるテレビ広告〜というタイトルで記事を書いて、その翌日のアクセス数を知って仰天した。数十人が、数千人になっていたのですよ。百倍?って感じで。

もうホントにびっくりした。そいで、調べたの。何が起こったのか。匿名で書いてるのだから、ぼくに何かが起こったと言うより、ぼくのブログに何かが起こったはず。いろんな検索をしてみた。

そしたらようやく探しあてた。佐々木俊尚さんがその記事についてTwitterでつぶやいてくれたからだった。ぼくのブログのタイトルとURLをあげた上で、「なぜテレビはバブル後も生き残ることができたのだろうか? 要分析。」とつぶやいていた。

たったそれだけで、数十人が数千人になったわけ。

佐々木俊尚さんって、あの『2011年 新聞テレビ消滅』の人だよね。ぼくも読んでたから、すごい光栄だと思った。その佐々木さんがぼくのブログをつぶやいた上に、宿題も出している。「要分析」と。

これは何か書かないわけにはいかないっしょ!あの佐々木さんを納得させる分析を書かなきゃ。そこで、書いたのがこれ。再生のギョーカイその2+α〜90年代テレビ隆盛の理由〜という記事。

さあどうだ!と意気込んだね。宿題やったよ、先生!そんな気分。

果たして、その記事書いた時もまた千人単位で人が来た。ってことは、佐々木さんまたつぶやいてくれたんだな、と調べたら出てきたのがこのつぶやきだった。「なるほど、すごい納得」だってさ。やったよ!先生を納得させたぞ!

これがぼくのソーシャル体験のはじまり、なのだった。ここから新たなコミュニケーションを考えはじめたの。ソーシャルのパワーを体感したの。コンテンツの潜在的な力を、ソーシャルが増幅するようだなと、その時はそこまで明確でもなかったけど、なんとなーく感じたわけ。

という、”おれ体験”を、書き進めながら、広告の新たな地平線へ向かっていくよ。みんな、ついて来い!

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