【2015年のご挨拶】年が変わるたび、ぼくたちは生まれ変われる。

新年明けましておめでとうございます。

kingasinnen2015
このブログの、2015年最初の記事は年賀の挨拶にさせていただきます。ですので、文体もふだんとはちがいていねい語で書いていきます。

上の年賀画像に書いた通り、昨年末に『赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。』という本を出しました。できたばかりの出版社、三輪舎によるいわばインディペンデントな出版。それにしても、メディアとコンテンツのこれからを考えてきたこのブログ・クリエイティブビジネス論で育児社会論を書くようになるとは、そしてそれが本になるとは、一年前には思いも寄りませんでした。

一度死んで生まれ変われる。私たちは観念的にはこれを人生の中で繰り返しています。成人式とはそういう儀式だし、結婚もそうです。そしてもっと言えば、私たちは毎年生まれ変わっているのだと思います。去年の自分と今年の自分は、自分で意識しないうちに、一年前に想像しなかった姿に変わっているものなのです。

どうせなら、生まれ変わることを驚いたり、喜んだり、前向きに受け止めた方がいいのだと思います。きっとそれは、少しだけかもしれないけれど進歩したのでしょうから。

そんな気持ちで、今年の抱負を、今年の世の中の動向を踏まえて書き記しておこうと思います。ややこしいことも書いてますが、どうぞお読みください。

1)メディアにおけるパラダイムシフトが起こる

もう言うまでもなく、スマホがメディア状況のすべてを変えようとしています。これまでのネットはPCを入口にした独立した世界で、マスメディアとの連携は薄かった。そのせいで、旧メディアを”変える”には及ばなかったと思います。マスメディアとは別にネットという場ができたという感じでした。
ところがスマホはこれまでのネットも含めて吸い込もうとしている。マスメディアも根本からの変化を余儀なくされています。乱暴かもしれませんが、メディアと接触するデバイスは今後、スマホとタブレット、そしてテレビに収斂していくと思います。テレビはそこでスマホを活用できないとメディアとして老いていくでしょう。でもスマホを取り込むことで新たな存在感を勝ち取ることも可能なはずです。
私としてはこれについて「ネットとテレビが一緒になった具体的な仕組みの考察」を今年のテーマに据えます。

2)新しい広告のカタチが求められる

スマホがもたらす最大の影響として、新しい広告の有り様が問われはじめるでしょう。ネイティブ広告の議論はその一端です。広告とコンテンツの線引きがこれまでのメディアの必要条件だったのが、それも含めて問い直されることになります。どうあるべきかの答えはまだどこにもありません。それを見いだすのが今後の大きな課題になるでしょう。これについては「ネイティブ広告も含めて新しい広告のカタチの具体化」を自分のテーマにしたいと思います。

3)ジャーナリズムの意義が根本から問われる

スマホはあらゆるコンテンツをフラット化してしまう。そこでは、権威ある大新聞も、名もない青年が書き飛ばしたブログも並列です。この傾向はいままでもありましたが、スマホはメディアのブランド力を激しく縮小してしまうので、傾向が加速しています。そして新聞の部数が急減する中、大新聞の権威が失墜し、旧来型のジャーナリズムが大きく揺らいでいます。一方ネット上に新しいジャーナリズムがはっきりと勃興しているわけでもありません。私はジャーナリストではありませんが、だからこそひとりの読者の視点で「ジャーナリズムへの読者視点での問いかけ」を今年のテーマにするつもりです。

4)育児と社会の関係は、会社と個人の関係に進む

『赤ちゃんにきびしい国で・・・』の議論の発端は、育児と社会の摩擦でした。だが、なぜそこで摩擦が起こってしまうのか、摩擦がはらんでいる問題点が見えてきました。それは、戦後の日本社会がとりこぼしてきたものであり、突き詰めると日本独特の会社文化のイビツさに至ります。育児と社会の関係を見直すことは、会社と個人の関係を変えることにたどり着くのです。だからこそ、育児と社会の関係を深堀りし、あるべき社会の像を明確にしたいと考えています。どうすればいいかを実際的に見いだしたいと思います。

こうして書いていくと欲張りすぎで、広がりすぎな気もします。ですが、育児社会論の一連の記事を書きながら気づいたのは、赤ちゃんの話とメディアの話はつながっているということでした。すべての問題はバラバラなのではなく、根っこはつながっている。

だからと言って、上に挙げたすべてで美しい結論を導きだせるとは思っていません。なんというか、がんばります、としか言えないですが。

ただ、「赤ちゃんにきびしい国で・・・」への反応で自覚したことは、自分にはみんなが言いたいことをわかりやすく言う、そういう役割があるのだということでした。メッセージをつくりあげるのが一種の使命であり、そのメッセージとは私が自分で編み出したものではなく、いろんな人たちの思いをすくい取り、洗いだし、構成し、組み立てたものなのです。私のメッセージは、みなさんのものなのでした。

ですから、私にとってみなさんとコミュニケーションして思いや意見をもらうことがますます大事なのだと思います。

今年も、仕事を通じて、リアルな集いで、ソーシャルを通して、とにかくいろんな場で、交流させてください。みなさんの言葉が、私の栄養源です。

さて上記(3)に関連してお知らせです。1月24日にジャーナリズムイノベーションアワードという催しがあり、その中で行われるパネルディスカッションでモデレーターを務めます。詳しくはまたブログに書きますが、まずはこちらをご覧ください。
→ジャーナリズムイノベーションアワードのサイト

ではみなさん、今年一年もまた、よろしくお願いいたします。

※書籍『赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない』(三輪舎・刊)発売中です。
→取り扱い書店はこちら <三輪舎・扱い書店リスト>
→Amazonでの購入はこちら

→三輪舎のWEB SHOP(出版社的にはこちらのほうがありがたいそうです

※「赤ちゃんにやさしい国へ」のFacebookページはこちら↓
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境 治
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