テレビはネットをどんどん利用しよう!〜YouTube、ニコ動との連携進む〜

もうみんな知ってると思うけど、今週、日本テレビがYouTubeに公式チャンネルを持った。番組の予告編などを流しはじめている。これで民放キー局がすべてYouTubeにチャンネルを持ったということがニュースになっていた。

ついこないだまで、テレビ局はYouTubeを敵視していた。自分たちの権利を侵し、広告収入を下げてしまう邪悪な存在だと、とくに上層部は考えていたらしい。でも、そうでもない、そうとも言えないと気づきはじめたのだろう。また、テレビ離れがこのところ気にせざるをえないほど進んでいて、ネットの助けにもすがらないわけにはいかなくなったのもあるだろう。

そう書くと後ろ向きみたいだけれど、テレビがネットを活用することは前向きに捉えると楽しいことがいっぱいある。

例えばフジテレビ映画「ステキな金縛り」では、プロモーションにニコニコ動画を活用している。公開日の10月29日の夜に、ニコニコ動画生放送で八木亜紀子さんを進行役に、三谷幸喜監督が出演。視聴者とコミュニケーションしながら映画の紹介をしていた。

11月5日の夜には地上波で映画にまつわる特別番組「ステキなステキな金縛り」が放送されるが、その前にもまたニコ生をやるのだという。

こうしたテレビとネットを交錯する遊びは、テレビ側にとってプロモーションとして大いに役立つし、新たな視聴者の獲得にもつながるだろう。でもそれだけでなく、ネットメディアの側にも効用をもたらす。やはり新たなユーザーを引き込む効果があるのだ。

実際にぼくがそうだ。子供たちがニコ動をよく見ているのは知っていたが、自分はあまり見なかった。自分が見るべき番組がわからなかったのだ。そんな大人はいっぱいいるだろうし、この映画のプロモーションをきっかけにいままでとはちがうユーザーがニコ動にふれることになる。

「ステキな金縛り」のニコ生でも、三谷幸喜がニコ生ユーザーの声に反応しながら例によってすねたり怒ったりしていて面白かった。こういう三谷幸喜はテレビでは見れないわけで。

魅力的なコンテンツほど、ネットの活用で楽しみが深まる、と言えるのではないかな。この場合で言うと、映画として面白いからこそ、派生的な番組も放送できる。それをさらにニコ動で作家本人の姿を見ることでもっと楽しめる。

ぼくはそのうち、コンテンツの本拠地がどこだかわからなくなるのだと思う。この作品はテレビなのか、映画なのか、ネットなのか。いや、すべてなんです。そうなるのだと思うのだ。

そうなることで、視聴者としての楽しみは広がるだろう。そしてまた、マネタイズの機会も広がるはずだ。いろんなやり方、考え方が見えてくるだろう。

テレビが主でネットが従。いまはどうしてもそうなってしまうだろうけど、かなり近いうちにその主従関係が崩れ、どっちが主でも従でもどうでもよくなる。

ちぇっ、テレビが主じゃなくなるのか、王様じゃいられないのか。そんな風にうけとめないで、ほほーだったらこんなことができるしあんなことがやりたい。という感じで前向きに捉えた方が創造的だと思うし第一楽しいじゃないすか。

テレビはネットを活用しよう。ネットはテレビを利用しよう。お互いにうまい組み方を模索することが、これから大切だと思うよ!

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