24日に開催された第三回リアル境塾「アナログ停波まつり」には皆さん、参加してもらえたかしら?会場に来なかった人も、Ustreamで視聴できたんだけど、見た?え?見てないの?じゃここをクリックしてアーカイブ映像を見なきゃね。噂のパンナムの人の大活躍も見れるよ。
山崎さんが思いの外エネルギッシュだったとか、志村さんも意外にアジテーションするんだなあとか、そういう感想もあるかもしれないけど、たぶん持ち帰ったものは人それぞれだろうね。
もちろん、ぼく自身もぼくなりに持ち帰った。そうか、そういうことかもなあ、ってことがあった。そしてそれは、第一回、第二回とも関連していて、ぼくなりにストーリーが組み立てられているつもり。
既存メディアは今後、じわじわ厳しくなる。すると、コンテンツの作り手が活躍できる場所の面積がじわじわ小さくなっていく。そこで、どうするか。
まず、課金モデルに取り組むしかない。そこから先は、正反対だけど補完関係もある2つの方向がある。
課金モデルに取り組むしかない。挑まざるをえない。何しろ、ぼくたちはテレビが集める広告収入に依存してきた。これは『テレビは生き残れるのか』でも再三ふれていることだけど、日本の映像ビジネスは何らか、民放キー局の広告を集める力にすがって生きてきた。だからそこがしぼむと、もうどうしたらいいかわからなくなる。
課金モデルで儲かるのかよ、と言ってる人もいるらしいけど、それはこれからそうなるはずだ!と根拠なく言いきるしかない。みんなで取り組んでそういう状況を作るしかないんじゃないかな。
そこから先の2つ、のうちの1つは、志村さんのおっしゃっていた海外進出だ。日本のコンテンツには優位性がある。クオリティでは他のアジア勢には負けていない。その優位性があるうちにアジア市場で確固たるポジションを獲得するのだ。
もう1つは山崎さんが言っておられたマイクロコマースだ。個人が自分の表現を自分で売るのだ。これについてはぼくも本の中でふれたと思う。Me to Meのエコシステムを構築する。その中で流通し価値を持つようなコンテンツを制作する。だから大規模なものではない。コストもさほどかけられない。そんなスタンスで地道に表現をしていくのだ。
マイクロコマースについては第一回で佐々木さんがおっしゃっていたこととかなりリンクすると思う。小さな規模でもコンテンツビジネスは成立する、そんな時代になってきたのだ。
そして、あとは、もうそれぞれでやるしかない!今年はもう、そんな年なんだ。今年だけじゃなく、あと5年ぐらいの間にそうとう変化しているんだろう。今年はその元年なのだ。
志村さんもおっしゃっていたよね。「もうやるべきことの方向性ははっきりしているから、あとはやるだけだと思います。やるしかない!ってことだと思います。」そう、そういうこと!やるしかないよ!ぼくもやっていくからね・・・・
なにをやるべきなのか、いまひとつわかんない?うーん、そういう人は、この本を読むしかないね。『テレビは生き残れるのか』(ディスカヴァー携書)もちろんぼくが書いた本。あ、でも答えは書いてないからね。ヒントが見えるかもしれないってだけ。でもやっぱ、読んどいた方がいいなー、きっと。
関連記事