メディアはやっぱり、にんげん、なんだな

今回の大地震で、ぼくは強く感心した。マスメディアとソーシャルメディアが連携している!

いやもちろん、誰かが誰かと相談してはっきり連携していたわけではない。でもぼくから見て、連携しているように見えたのだ。連携しているも同然だった。

もちろん、かなり偏った視点だ。ぼくがソーシャル上で交流がある人の中には、マスメディア企業の方が多い。そしてそんな人々が、会社に詰めていたり、せっかく一度帰宅したのにまた出社したりしているのだ。

テレビに次々に新しい情報が映し出されるのを見ながら、その向こうにはあの人やその人のバックアップがあるんだな、と感じることができた。

実際、この地震に対するマスメディアはほんとうによくやっていたと思う。”社会の公器”として誠実に機能していた。各テレビ局が、その都度的確に情報をまとめ、ぼくたちは少しずつ状況を把握することができた。

一方、ソーシャルメディア上では、ある意味マスメディアにはできない機動力を働かせて、そして見知らぬ者同士で協力しながら、マスメディアとはちがう生の情報を次々に発信していた。

そして感動的だったのは、いくつかのテレビ局がUstreamでサイマル放送を自ら行ったことだ。放送法だかなんだかに反するのかもしれない。お偉方に叱られるかもしれない。でもそんなことは置いといて、どの局で誰がやったのかはよくわからないけど、堂々とやってのけていた。もちろんこの場合、公益には大いにプラスに働くはずだ。

そんな風に、マスメディアとソーシャルメディアがタッグを組んで、この一大事を乗り切ろうとしている。タッグを組むと、最強のコミュニケーションシステムになることが証明されたのではないだろうか。

結局メディアは、にんげん、なのだなあと思った。それを使う人間の心と能力によって、その潜在力が発揮されるのだ。

金曜日の地震発生以来、マスメディアとソーシャルメディアがこの国の心をひとつにまとめあげ、助け合う気持ちにみんなを導いていたと思う。

・・・ただ、この日曜日の夜中になって、不安が頭をもたげている。

明日から、計画停電がはじまる。これが、この助け合いムードに何かをもたらしそうな気がするのだ。

まず、計画停電の地域がここまでできちんと発表できていない。夜にテレビ各局が報じた内容に、その後訂正がなされたのだが、これを東京電力が伝えきれていない。この状態で明日の早朝から停電するのだろうか?

さらに、その計画停電を受けて、各鉄道会社が運行範囲を絞ったり、運行本数を減らすと、これも夜遅くになって発表した。これも伝わりきれていないままだ。

朝になって、停電が起こるわ、駅はごった返すわで、一気にみんなのムードがギスギスしかねないと思う。

ここまでは、防ぎようのない天災に対して、助け合って乗り切るしかなかった。でも、計画停電や電車運行の変更は、天災とは言い難い。しかもちゃんと伝えないとまずい。

この三日間とはちがう展開になりそうだ。新たな困難を、マスメディアとソーシャルメディアがまた力を合わせて乗り切れるのか・・・

不安な一週間がはじまる・・・

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