ソーシャルメディアがひっくり返すのは「近代」なのかもしれない

Facebookにどんどんはまりこんでいる。でも、わかんないことだらけだ。操作がわかんなくて失敗もいろいろしちゃったし。機能が多いからね。

それでも、いまやTwitterのぞいてはFacebookも見て、と並行して使うようになってきた。Twitterを通じてリアルで会った人たちがどんどんFacebookに押し寄せてる感じだから。たぶんお互いに相乗効果でみんな一度に活発化してるんじゃないかな。

Facebookが少しずつわかってくると、これがプラットフォームでありインフラなんだということもわかってきた。いろんなもんを乗っけられるんだね。大げさに言うとひとつのOSのようでもある。Googleがコアコンピタンスを”検索”に置いちゃったがためにできなかったことを、Facebookはできるようになろうとしている。コアコンピタンスが”交流”だから。人同士のつながりは、検索より概念的に大きいということなんだろう。

一方で、連日エジプトのニュースが届いてくる。正直、ぼくはよくわかってないのだけれど、ムバラク大統領に民衆がNOをつきつけているらしい。識者の意見では、これは親アメリカ政権への拒否反応なのだそうだ。

そして民衆の気持ちを瞬く間に伝染させたのは、TwitterやFacebookだという。

だとしたら、なんとも奇妙なことが起こっていることになる。アメリカIT産業が生み出したソーシャルメディアが、アメリカが支えてきた中東の政権を倒すのに一役かっているのだから。アメリカがアメリカを倒そうとしているのか?

ソーシャルメディアは、それを生み出したザッカーバーグたちや、面白がって使っているユーザーのあずかり知らないところで、ものすごく大きな波を引き起こしているのかもしれない。さっきインフラなんだと書いたけど、デジタル機器上の新しいインフラが、社会そのものを突き動かそうとしているのだ。

ソーシャルメディアは”メディア”とつくからには、メディアの革命であり、つまりはマスメディアの規模を急速に縮小させるものだ。それはおそらく、誰もが認めるところだろう。マスメディアの中枢にいる人たちも、だからこそ拒否反応を示すのだ。

でもソーシャルメディアは、もっと大きな存在なのかもしれない。それらが揺さぶるのはメディアだけではないのかもしれない。彼方の国の政権さえ揺さぶっている。アメリカを軸にした世界秩序を揺るがそうとしている。

さっきアメリカがアメリカを倒そうとしているのかと書いたけど、そうとらえてもイメージのおふざけにしかならない。たぶんそうとらえるより、21世紀と20世紀の確執が起こっているのだととらえた方が実はわかりやすいし、正確な把握なんじゃないか。

これをもっと大げさにとらえれば、ソーシャルメディアは「近代」という大きなモノをひっくり返そうとしているのだ。20世紀のアメリカ的な秩序が近代の結論だとしたならば、そうなる。そして確かに、20世紀のアメリカ中心の世界こそが近代の結論なのだ。

ぼくはこのブログで、新しいことが起こるなら新しいことを起こす側にまわろうよとアジテーションしてきた。でもそれはあくまで、メディアコンテンツ業界での話のつもりだった。だけどどうやら、ぼくがアジっていたのは、もっと大きな潮流らしい。国によっては革命が起きかねないようなことをぼくは言っていたらしい。いやー!そんな大それたことだったとは!

ソーシャルメディアには、どこかそういう、理念的な面がある。思想が入ってできている感じがする。ぼくたちは本能的にそれも感じとって、だからこそハマってきているのかもしれない。いや、きっとそうでしょ?あなただって・・・

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コメント

  1. 実に良い着眼点ですね。我々は今、グーテンベルグ以来の文化大革命のさなかにいるのじゃないのか!1月28日のTwitterで佐々木氏が、”ソーシャルメディアが決済と広告の両方を獲得した時、それはついにグーグルを超える巨大なプラットホームレイヤーになると思う”とつぶやき、未来を予言していますね。

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