何だって、やってみよっ!〜2011年をはじまりの年にするために〜

三が日はこれ以上ないと言うくらいダラダラすごした。今年は子供たちの受験で九州の実家にも行かなかったので、東京で寝正月だ。そんなお正月も終わりだね、ってことで、また書き始めようと思う。

2011年を始めるにあたり、去年の今ごろは何考えてたっけと、このブログを読み返してみた。2009年の大晦日に書いたのが、「長い長い終わりがつづく。はじまりはまだ、はじまらない。〜2000年代の暮れに〜」と題した文章だった。簡単にいうと、これから何をすべきかはわかんないなあ、という、やたらとアジテーションするのが特徴のこのブログとしてはいささか沈んだ内容だ。そんな弱音めいたことを書きたくなるくらい途方に暮れていたんだろう。

実際、2008年後半から2009年いっぱいにかけて、ぼくら”ギョーカイ”は歴史的と言っていいほどの大嵐に見舞われた。これまで起こったことのなかった大災害、カタストロフィみたいな事が巻き起こったんだ。それまでの常識や、業界を包んでいたお気楽さ、陽気さがいっぺんに吹き飛んだ。世界観が変わったと言っていいほどだろう。さすがのぼくもふと、暗い気持ちになっちゃったんだろうね。

そんな一年前と比べていまが明るい状況かと言うと、決してそんなことはない。ただあの頃吹いていた暴風雨がちょっと弱まった、くらいなもんだ。

また、次に何をすればいいか、相変わらずよくわからない。よっしゃ!こうすれば万事安泰!という明確な指針が見えたわけでは決してない。

いや、だけど、ちょっとちがうこともある。去年の今ごろと比べると、”ひょっとしたらこっちに出口があるんでね?”というファクターが出てきた。

ソーシャルメディアとスマートデバイスだ。

去年の今ごろ、Twitterがこんなことになるなんて想像していなかった。Facebookが来るぜ、なんて言ってる人はいないか、相手にされてなかった。

iPhoneは伸びていたけど、ここまで伸びるとは思ってなかったし、噂はあったけどiPadというタブレット端末がこんなに大騒ぎになんて思いもしなかった。そして来年以降、Andoroidも加わってスマートデバイスが急成長するのはもはや、既定事実になっている。

それに、この2つの要素は強く関係している。相乗効果で伸びていくだろう。

成長要因が2つ、はっきり出てきた。そこは、去年の初めとはまったくちがうことだ。そして、喜ばしい事だと思う。

まちがってはいけない。ソーシャルメディアとスマートデバイスが伸びるからと言って、ぼくたちメディアコンテンツ界の人間がみんな能天気になれるとは限らない。だって何がどうなるかまだまださっぱりわからないのだから。マスメディアの代わりにソーシャルメディアが伸びるからって、そこでマスメディアのようにお金が動くわけではない。スマートデバイスの上で、また”メディア”が事業となりえるかは誰もわからない。少なくとも、iPadでの雑誌は思うほど成功していないらしい。

それでも、成長する要素がはっきりあるのは、いいことだ。沈みゆく船の話ばかりだったのが、雄々しく大海原に漕ぎ出す船がそこにあるのなら、試しに乗ってみていいんじゃないか。

その船で、いったい何ができるのか、わからない。だったら、何かをやってみるしかない。ぼくたちにできるのは、そういうことだ。それしかないし、そこに少しでも光明が見えそうなら、やってみる価値はある。

2011年のクリエイティブビジネス論は”どんどんやってみる”というスローガンでいこうと思う。ぼくは、ふと考えたこと、やってみるよ。それにもし、あなたが考えたこと、いいかも、と思ったら手伝うよ。あるいは、あなたが途中まで考えたこと、具体化するにはどうしたらいいか、一緒に考えたっていいよ。

だからとにかく、”どんどんやってみる”。片っ端からやってみる。次から次に具体化していく。そういう軽いフットワークで、いい加減に、C調にやってみよう。なーに、それでうまくいかなかったら、やめればいいの。うまくいかないのに続けることもないわけでね。

イノベーションは100個やって1つ成功するかどうかだ、ってよく言うでしょ?そんな精神で。絶対にうまくいくことなんて誰にもわかんないんだから、やってみるしかないわけよ。

さっきの2009年の大晦日の記事で、ぼくはこんなことを書いている。

でも政権がこれから数年混とんとする気配が早くも漂っているように、業界も混とんがつづく。混とんとしながら、煙が微風に乗って結局はある方向に流れるように、かならず動く。あるべき方向にまちがいなく動いていく。
ぼくたちがなすべきは、その煙の動く先を読んで、いちばん出口に近い流れに泳いでいくことだ。

ということからすると、いま煙が微風に乗って「ソーシャルメディア」と「スマートデバイス」の方に流れていっている、ということなんだろう。

もうとりあえずね、そっちにみんなで泳いでいくしかない。行ってみよう!やってみよう!泳いでいこう!

そんな”行動する2011年”のはじまり。今年は、はじまりのはじまりになるのかもしれないぞ!

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コメント

  1. 2011年、おめでとう!今年最大の焦点は”アナログ停波”ですね。吉とするか、凶とするかは取り組む本気度で決まる気がします。軍事力や政治力だけに依存しない、その国が持つ理念や文化のソフトパワーの発揮が重要だと米国の高名な政治学者が唱えています。そうコンテンツにこそ、パワーがあるのです。だからもっと自信を持ちましょう!キーワードがソーシャルメディアとスマートデバイスなのですね。”出来る処から、まずやってみる”に大賛成です。メディア部門では遠慮なくガンガンやります。もう失うものは無いのですから。昨年は勇気を頂ました。今年もよろしくお願いします。

  2. ゲーセンのコインゲーム的にイメージすると、ソーシャルは、小さいコインを1個、1個、投げ込んでる感じ。たまーに、うまくいけば、昔に他人が、たくさん、飲み込まれたコインの塊をどっと下に落としてくれて、ラッキーなコインが落ちてくる。マスメディアは、ミニチュアの電車の荷台かが、じゃらじゃらじゃらじゃらと、大量のコインが落ちてくるイメージ。または、どでかいコインが、どどーーーん、と落ちてくる感じ。なので、金かけないで、ソーシャルな過去のちょろっとしたのを、やっきになって、追いかけても、大して、金にならないのと、同じ。カトキチの人が、減衰したのが、その証明。

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