日記:文字通り”ソーシャル”な夕べ〜佐々木俊尚セミナー「ネット広告の未来地図」終了後

今日はホントは前回の『本当に使えるウェブサイトのすごい仕組み』についての記事の続きを書こうと思っていた。

それから、9月10日の夜に行なわれた講談社現代ビジネス主催の佐々木俊尚セミナー「ネット広告の未来地図」についても書かなきゃ、とも考えていた。なにしろ、さっきそのセミナーから帰ってきたところだから。

佐々木俊尚”信者”としては、こりゃ数回分は佐々木俊尚ネタで行かなきゃね、というところ。

ところがそのセミナーで、とても面白いことがあったので、予定変更。その出来事を書くよ。つまり、今日は日記。個人ブログに日記を書くなんていかにも、でしょ。たまにはね。

さて今日のセミナーにはTwitterで知りあって二度ほどお会いしている@vegevege13 さんも来ると聞いていたので、会場でお会いしましょうと約束していた。会場の講談社は護国寺にある。あまり行ったことのないエリアなので、会社を出る前に護国寺には池袋経由で行くものなのか、というようなTweetをしていた。

するとこれに返信をくれた方が。

「@sakaiosamu む。お会いできますかね^^」

この@punipuki さんは、何度かこのブログにコメントをいただいたり、Tweetを交わしたりしていた。ああ、じゃあ会場で会えるのかな?

ぼくもすぐにRT。

「やはり護国寺ですか?RT @punipuki: @sakaiosamu む。お会いできますかね^^」

会場は講談社の会議室で30人分ぐらいのさほど大きくないところだった。だったら@punipukiさん、すぐわかるんじゃないかな。・・・あれ?でもあちらはアイコンがイラストだから、顔わかんないなー。うーん、まあとにかく座ろう。

さすがに来場者はPCやiPhone、iPadを持ち込んでいる人が多い。佐々木さんの話をメモしようということなんだろう。隣に座ったヒゲの男性も、iPadを開いた。

さーて@punipukiさんをどう探そう。Twitterでつぶやけばいいのかな?と、iPhoneを見てみたら・・・@punipukiさんのこんなTweetが・・・

「@sakaiosamu んです、もしかして隣?w」

え?隣?と横を見たら、さっきのiPadのヒゲの男性が笑っている!なんだ!この人が@punipukiさんか!

二人で顔を合わせて大笑いした。なーんだ。こんなことって!あはは。面白いよ。

ぼくはTwitterで顔をアイコンにしているから、@punipukiさんは「これが境さんかな?」と隣に座ったのだけど、声をかけてちがってたら失礼だしどうしよう、ということでTwitterで話しかけたのだそうだ。横に座ってる人にTwitterで話しかける。ソーシャルメディア史上最短距離のコミュニケーションかもしれない。

「他にTwitterでのお知り合いはいらしてたりしないんですか?」と言われ、そうそう、@vegevege13 さんが来てるはず。と、iPhoneを見ると・・・

「着いてますよ〜!!」とDMが。

右斜め後方に発見!という、これも、小さな会場でTwitterでお互いを確認するという奇妙な状況になった。

・・・さてセミナーも終了し、じゃあ三人で食事でも、と建物を歩いていたら、背の高い女性が話しかけてきた。おや?ナンパ?

「あのー境さん、ですよね?」「あ、ええ、そうです」「あのー、私・・・Twitterで・・・」
と名刺をいただきそのファーストネームでピンと来た!

少し前にTwitter上で、濃いDMを交わした@chiemit さんだったのだ!

その場で@punipuki さんと@vegevege13 さんを紹介し、じゃあ4人で食事しましょう、という流れに。

すでに顔見知りになっていたとは言え、@vegevege13 さんと出会ったのもTwitterだし、@punipuki さん、@shiemit さんとはそれぞれ、Twitterでなかなか濃いコミュニケーションをしていた方たち。そんなお三方と同時にリアルでお会いできたのも、佐々木俊尚パワーだと言える。このブログは佐々木さんのTweetを見て読んでくれるようになった方が多いし、その上でTwitterでぼくをフォローして関係が生まれている。佐々木さんとこのブログを軸にしたソーシャルグラフで4人がリアルで出会ったわけだ。

ソーシャルメディアの”ソーシャル”は日本語で言えば”社交”なわけで、文字通りソーシャルな夕べとなったのだった。

そういうつながりだし、佐々木さんのセミナーのあとなので、食事しながらの話題もソーシャルメディアのことになった。

脈絡もなくいろんな話が出た中で、印象的だったのが@punipuki さんのこんな発言。「Twitterが出てきたりmixiがまた変わるらしいとか、いろんなメディアの変化はあるけれど、結局は使う”人”の方が変わらないとホントには変わらないですよね」@punipuki さんは黎明期からインターネットのコミュニケーションに関わる仕事をしてきた。だからこその、実感のこもった言葉。

人が変わらないとどんなに新しいツールが出てきても変わらない。そしていまは、もっとも大きく変わろうとしているタイミングだ。変化を貪欲に取り込んで自分自身も何らか変わろうという人と、新しい現象を自ら体験しようとせず変わる必要を実感しようとしない人と。その”差異”はどんどんふくらんでいっている気がする。

一方、@chiemit さんが、これはこれでなるほど、ということを言う。「変わらなきゃと新しい現象を追いかけている中で、ふと疲れることもある。それに本当に変化していくことに意味があるのかという気もして」これもわかる。実感する。

ソーシャルメディアの新現象を懸命に追いかけていくのは、けっこうエネルギーのいることだ。でも追いかけようともしない人は大勢いる。先へ進めば進むほど、留まっている人とのギャップはますます大きくなる。そしてお金を出すことに決定権を持つ人は、「変わる気ありませんけど、何か?」という態度が多い。だったら変わろうとする意味、あんの?

ソーシャルメディアはどんどん進化しているし、今日の新サービスが来年には陳腐化する可能性もある。一方でマスメディアのパワーが減退する中、これほどの過渡期もないだろう。過渡期の変化についていくのは大変だし、どこまで意味があるかもわからない。

ようするにわからない、というのが結論だろうか。

ただはっきりしているのは、今日という日に、ぼくたち4人が本当の意味でソーシャルな関係を築けた、その事実と価値は確実に存在する。はっきりとした意義がある。例えTwitterが3年後あたりに消滅したとしても、このリアルな出会いはリアルな価値があり、実存なのだ。

それこそがソーシャル(=社交)メディアであり、そのことはひたすら素晴らしいことだと思う。

ご一緒したのはほんの2時間ほど。でも濃密で楽しい時間だった。ぼくは次にまたどんな方と会うのだろう。ひょっとしたらそれは、あなただったりしてね。いや、十分ありえるよ。全然あり!・・・

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