Twitterはパワー・トゥ・ザ・ピープルだ!〜『電子書籍の衝撃』の衝撃:解説編〜

はい、久々に”図”です。今日はねえ、この図を理解したらもうおしまい。パッと見てピン!と理解できた人は、このあとの文章を読む必要はありません。あ、なるほどね。そんなことが起こったんだね。それでオッケー。あるいは、そんなこととっくにわかってたことだよ、なのかもしれないし。

でもこの図は、今後のコミュニケーションのいろんなヒントになる、はずだよ。それは、広告もしくは販促コミュニケーションかもしれない。一方で、コンテンツ流通のための仕組みなのかもしれない。そういう方向別の詳しい解説は別の日に書くよ。今日はとにかく、先週『電子書籍の衝撃』の周辺で何が起こったかに話を絞っておく。

図の上の方は、「without Twitter」とあるね。ソーシャルメディアが登場する前のコミュニケーション。と言うより、先週の出来事にTwitterが関与してなかったらこうなってたね、という図だ。

ディスカバー21社が110円ダウンロード販売を発表したとしよう。それに応えて、講演会でひと足お先に本を手に入れた人たちがブログに書いたり、いち早くダウンロード販売で手に入れた人たちが情報発信したりする。お互いにトラックバックかけたり、リンク張ったりするかもしれない。それでも、”ネット上の話題”になったのかもしれない。でも、あまり拡散しないわけ。

これまでは、こうだった。

今回起こったことを図にしたのが下の方。ぼくみたいに、ブログ書いて「書きましたー!」などとTweetを発信すると、それがぼくのフォロワーのみなさんに伝わる。それがRTされたりする。別の人のブログについても同様のことが起きる。そしてそうした同心円がハッシュタグ<#denshi>に流れ込んでくる。<#denshi>からまた外にいくつもの同心円を拡散させていく。

中心の”賑わい”に力があるほど、外部へ拡散する遠心力が大きくなる。”電子書籍”に強い興味を持つ人から、そうでもない人にまでぐいぐい伝わっていく。RTを読んだ人が「なになに?何が起こってるの?」と中心をのぞきに来たりする。「へー、110円で買えるんだ。iPhoneで読めるんだ」などと新しもの見たさで人がどんどん寄ってくる。

賑わいの中心にあるのは『電子書籍の衝撃』そのものであり、<110円販売>なのだ。そうなのだけど、遠心力をつけたのは、「サーバーダウン事件」であり「D21社の誠意ある対応」であり「著者自身の誠実さ」であり「1万人限定から無制限へ」であり。そしてさらには多くの人びとの「寛容さ」だったり「読後の共感」だったり「イノベーションへのエール」だったりする。

Twitterはそこで遠心力を増幅した立役者ではある。でも、ただの”仕組み”に過ぎないといえば過ぎない。その仕組みに力を与え、命を吹き込んで驚くべき遠心力をもたらしアマゾンでの『電子書籍の衝撃』の順位を上げたのは、”人びと”なのだ。ピープル、なのだ。

つまり、Twitterがもたらすコミュニケーションとは、パワー・トゥ・ザ・ピープル、なのだ!

なのだ!とか叫んで、ぼくは『龍馬伝』にかぶれて日本の夜明けぜよ、たちあがるぞなもし、などと盛り上がりたいわけではない。パワー・トゥ・ザ・ピープルを生かした、コミュニケーションの仕掛けを構想してみたいのだ。これから、例えば広告コミュニケーションはこうなるんでないの?と見透かしてみたい。コンテンツ流通はああなるかもしれんよ、と見通してみたい。

今日の”図”を踏まえて、さらに踏み込んだことを書き進めていくかんね。さあピープル、進むかんね!

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