ちょっと話がそれるんだけど、たまたまDerek Trucksというギタリストに興味を持って、アルバム欲しいなと思った。そこで、この日曜日に蒲田に買いに行った。
もちろんアマゾンで調べたらいくつかアルバムが出てきた。iTunesでもアルバムごと買えることがわかった。
でもここは、パッケージで欲しかったし、アマゾンに注文して待ってるのもイヤだった。蒲田に買物に行く用事があるから、買っちゃおうと思った。
甘かったね。
蒲田の駅ビルにTSUTAYAと新星堂とあったけど、両方ともないの。マニアックすぎた。
と言うより、いまCDショップも大変だ。売れスジのJ-POPと、昔のスタンダード化したアルバムと、両方おかなきゃいけない。マニアックなギタリストのアルバムなんて置く余裕ないんだ。
蒲田でCDショップをもっと探そうかとも思ったんだけど、早く帰って家族のために夕食をつくらないといけない。土日は料理するのが家族サービスの一環になっているもんで。
で、結局帰ってからiTunesでとりあえずアルバム1つをダウンロードし、他をアマゾンで注文した。
土曜日のうちにアマゾンで注文していれば、日曜日の遅くには手に入ったかもしれない。選択をまちがったんだ。
そういう、リアル流通はもはやネットよりずっと不便になっている、という状況がある。ポップミュージックもビートルズ以来数十年経って、リアルでは量の多さに流通が追いつかないんだ。
新聞も、どこか近い状態になっているんじゃないかな。
十年前は毎朝、日経を読んでいた。丹念に見出しに目を通して、興味ある記事は本文も読んで。とくに一面左側の特集読み物はいつも何か教えられてる気がして、ほぼ毎日読んでいた。
いまはどうだろう。
毎朝、見出しに目は通す。でも、よっぽどじゃないと本文まで読まない。かなりは、前の晩までにネットで読んだ記事だったりもする。特集記事も、読まなくなった。もっと深く鋭い書き手がブログで毎日発信しているからだ。
ふと、これ、毎朝”紙”で読む必要あるかな、と最近は思うんだ。
でも、ニュースは読みたい。
新聞が”アマゾン化”できないものか、と思う。
ぼくが興味あるニュースは実はかなり範囲が限定されている。ここで書いているようなメディアやコンテンツ関連の記事がまず第一。他にも、その時々で興味ある企業の記事、ってことになる。
そういうニュースだけ選んでぼくに提示してくれないものか。
アマゾンみたいなエンジンで、できるはずだ。ニュースを選ぶその人の傾向に合わせて見出しを提示してくれる、そんな芸当はもう、ぜんぜんできちゃうはず。
日経の膨大な情報収集力で集めた記事の中から、ぼくが知りたい分野のニュースをピックアップしてくれる。
そんな紙面がネットで提供されるなら、ぼくは月々なんぼの料金を払うだろう。でもこのまま、”紙”中心だと、いつか、やめちゃうだろう。
そういう、経営判断を、新聞社はすることになる。この数年のうちに。まちがいなく、そうなる。
ものすごく”痛みを伴う改革”を強いられるだろうけどね・・・
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はじめまして。『 すげー本が出た 』blogから、こちらに辿り着きました。私の周りでも、同じようなことを考えている方々がおります。技術者に欠けている経営論を教えて頂き感謝しております。これからも、「愛と責任のブログ」を楽しみにしてます。
技術者の通行人さん、コメント、どうもです。経営論などと吹聴してますが、経営論というにはちょっと感覚論ですが。なははそうですか、同じようなことを、考えてる方いますか。やっぱね。必然というか、そうなってきますよね。なんか、自信持てました。うれしいこれからも、時々寄ってくださいね。で、時々コメントください。よろしくお願いしまーす。