『LOST』をあなたがつくる前にやること〜クリエイティブ維新その16〜

『24』や『LOST』など、ここ数年急にアメリカのテレビドラマが輸入されてるよね。

『LOST』は連続した制作が決まる前にパイロット版が制作されたそうだ。というか、放送された第1話がパイロット版、なのかな?

アメリカではそういうパイロット版が次々に制作されているんだって。それらを何らかふるいにかけてGOが出たものが本格的に制作され、放送される。

『LOST』の第1話は、飛行機が島に落ちたところからはじまる。あの60分をつくるだけでも億単位の費用がかかったんじゃないかな。

すごい数のドラマが企画され、パイロット版が制作され、”いける!”と判断された企画だけが次のステップへ進められる。あとはいわゆる”没”になる。

パイロット版をいくつもつくっても、一つがGOになれば元がとれる、ということなんだろう。

なぜそんな博打みたいなことが可能なのかというと、まずは二次使用三次使用のマーケットができている点がある。アメリカでは70年代からケーブルテレビの普及で多チャンネルかが進み、番組流通市場が成立しているのだ。さらに最近は、放送翌日にはiTunesで買えたりもする。放送とDVD以外の市場ができているから、ビジネスモデルが多層化している。

でも、ポイントはもうひとつある。

海外市場だ。

アメリカでヒットしたドラマは、日本だけでなく、世界中で流通する。ゆえに、莫大なリターンをもたらす。

だから、パイロット版に投資できるわけだ。

ぼくが”やっぱり『LOST』はつくれないかも”と書いたのは、そこにある。

日本の映像コンテンツは海外市場を持たないのだ。

国内で放送して、国内でDVD売って、それでおしまい。それだと、制作費を多額につぎ込めない。もちろん、パイロット版なんてやめた方がいい。

そんな環境では、つくれないよね『LOST』は。

あれ?なんかがっかりした・・・?

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