2020年の年賀状より
明けましておめでとうございます
怒涛の2020年代に突入しました。
メディアの未来を考えてきましたが、
これからは地域の未来を考えて
参りたいと思います。
メディアも、地域との関わりを
軸にすべき時代と考えます。
地域のためにメディアが
どうあるべきかを考察し、
それを具現化することで、
地域に何らか貢献できるよう
行動していく所存です。
お力添えいただければ幸いです。
2020年 正月
境 治
今年はこんな年賀状を書きました。ハガキで出したのは一部の方たちですが、あらためていま皆さんにご挨拶申し上げ、上で書いたことをもう少し解説します。
2020年は「地域の未来」を考え、そのために「メディアの未来」を考える決意を立てました。地域が先で、メディアは後です。
メディアはいま大きな変革の時を迎えています。そしてそれ以上に、この国の地域社会も変化の荒波に見舞われようとしています。2020年代は言うまでもなく人口減少社会がはっきりと形を表し、これまでなかった様々の課題を私たちに投げかけてきます。
そうした課題の解決こそが、地域におけるメディアの使命です。メディアがどう生き残れるかは、カッコいいビジネスモデルを構築することより、地域の課題と取っ組み合って人びととどう手を携えられるかにかかってきます。そして、だからこそオールドメディアとネットの融合が必要になるのだと思います。
福岡に生まれ、鹿児島で青春を過ごした私にとって、それぞれの地域が、ひいては九州というエリアがこれからどうなっていくのかがとてもとても気になっています。大人になって東京で過ごした分、九州への恩返しをこれからの人生でしていきたいと考えています。地域とメディアの橋渡しをし、どんなミッションをメディアは持つべきか、何か手助けになる作業をしたいと思うのです。
そのための最初の取り組みとして、「地域とテレビの未来を考えるシンポジウムin福岡」という催しを2月25日にソラリア西鉄ホテル福岡で開催します。その案内状を、12月に全国のローカル局のトップの方々にお送りしました。大変失礼なことですが、東京・大阪・名古屋のキー局・準キー局の皆さんは外しています。地域の未来を地域のメディアが主体的に考える場とするためです。また他のメディアに広げるとテーマが定まらなくなるので「テレビ」に限定しています。地上波放送局が中心ですが、一部ケーブルテレビの方たちにも案内が回っています。プログラムは以下です。
「地域とテレビの未来を考えるシンポジウムin福岡」プログラム
13時30分:開催宣言「地域とテレビの未来を考える」
メディアコンサルタント 境治
14時:キーノートスピーチ
「地域創生とメディアへの期待」
九州TSUTAYA 代表取締役社長 高原祥有様
15時:ビジネスプレゼン
「地域テレビ局に新たな成長をもたらす仕組み」
ラクスル 手塚裕亮様
エム・データ 薄井司様
インテージ 深田航志様
16時30分:パネルディスカッション
「テレビ局は地域社会にどう貢献しどう生きていくか」
九州朝日放送 代表取締役社長 和氣靖様
南日本放送 代表取締役会長 中村耕治様
南海放送 代表取締役社長 田中和彦様
モデレーター:境治
18時終了
18時30分:懇親会
もしこのシンポジウムに興味をお持ちの方がいたら、私宛にご連絡ください。トップの方への案内を出しましたが、現場の方たちも参加していただけるならうれしいと考えています。こちらまでメールしてください。
シンポジウムが成功したら、何らかの団体を組成し、定期的な活動を続けていきたいとも考えています。これについても、興味がある方がいたらご連絡ください。ただし、できるだけ会社単位、団体単位での参加のための形にしたいと思っています。個人の方は、参加形式についてご相談が必要かもしれません。いずれにせよ、シンポジウムが成功したら、ですけどね。
※境治が運営する勉強会「ミライテレビ推進会議」およびWEBメディア「テレビとネットの横断業界誌:MediaBorder」に興味をお持ちの方
は、こちらのページをご覧ください。→http://sakaiosamu.com/media/
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境さん、ご無沙汰しています。会員の原田です
喪中のため新年の賀詞は控えさせていただきますが、地域ファースト、メディアセカンドのお考えに共鳴します。マスメディアが力を失い、パーソナルメディアは限界がある現状においてローカルメディアは価値を見出されていると思います。ぜひ、一緒に考えさせて下さい。今年もよろしくお願いします