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2021年、私たちは強くなっている。

2021年、私たちは強くなっている。

昨年はあなたも私も大変でした。
でも、なんとか乗り切れましたね。
お互いお疲れ様でした。
子どもからお年寄りまで想定外の
しんどい一年を人類は経験しました。
まだまだ終わりは先ですが、きっと、もう大丈夫。
私たちは強くなっているはずだから。
それに本当に何がたいせつで何を変えるべきかもわかりました。
力を合わせれば必ず明日は楽しくできます。
今年もご一緒に、面白い一年を。

メディアコンサルタント 境 治

これは今年の年賀状の文面です。昨年はコロナ禍で私も活動が滞りました。みなさんも同じだと思います。ですが、上に書いた通り、私たちは強く賢くなったはずです。去年の遅れを取り返すべく、今年はがんばりましょう!

「地域とテレビの未来ウェビナー」を再開します

私で言いますと、昨年2月に開催した「地域とテレビの未来を考えるシンポジウム」を続けていくつもりがコロナで頓挫しました。残念ではありましたが、逆に2月末に開催できたことはその後を考えると幸運でした。

リアルでの開催を諦め、7月からZoomを使って「地域とテレビの未来ウェビナー」を開催しました。

どちらも多くの皆様にご参加いただき盛り上がるウェビナーとなりました。

ただ、その後も続けて開催するつもりでしたが3つほど企画が流れ、年内は終わってしまいました。今年はまた新たに連続して開催していきたいと考えています。その際は、皆様にまたお知らせしますのでぜひご参加ください。

メディアの近未来についての情報発信を頑張ります

昨年はまた、5冊目となる新著を発刊しました。「嫌われモノの広告は再生するかといういささか自虐的なタイトルですが、ネット広告の課題を入り口に広告そのものの意義を考察した内容です。例によって大して売れてはいませんが、内容的には自信を持っております。とくにこれまでマスメディアに関わってきた方々にネット広告の現状と将来像のガイドとなる著作だと思っています。よろしければお読みください。Kindle版もあります。

メディアについての情報発信を昨年もがんばりました。Yahoo!ニュース個人では以下のような記事を配信しました。

「鬼滅の刃」は「M-1グランプリ」とどう戦ったか〜テレビ視聴の地域差〜

外出自粛で若者のテレビ視聴時間が増えている

また現代ビジネスや東洋経済オンラインでも記事を執筆しました。

テレビ「ネット同時配信」のから騒ぎと、ビジョンなきマスコミ人の末路

テレビマン60人が答えた今の現場の偽らざる姿

もちろん自ら運営するMediaBorderではコツコツと情報発信を重ねてきました。年末にはこんなことを書いています。(有料登録が必要なメディアですが、この記事は登録なしで読めます)

2020年、テレビはもうテレビではなくなろうとしている。

一方、YouTubeでは「メディア酔談」のタイトルでチャンネルを開設し、登録者一万人を超えました。いまは一旦休止していますが、こちらも今年、新たにスタートさせるつもりです。ここではNHKが公共放送であるためのガバナンスのあり方を中心に、メディアと政治の関わりをテーマにしていくつもりです。こちらもどうぞご期待ください。

ネットとの融合でテレビは再生する

メディアの行く末を追ってきた者の目で見ると、2020年は大きなターニングポイントだったと思います。YouTubeでもSVODでも配信が存在を顕在化させ、はっきりと放送を圧倒しはじめました。2015年のNetflix上陸以来、私も想像してきたことではありますが、コロナ禍でその速度は予測をはるかに超えました。正直に書いてしまいますが、地上波テレビ放送は事業としてかなり厳しくなるでしょう。ダイナミックな動きをしないと、生き残れなくなるのは明らかです。

配信が放送を圧倒するから地上波テレビ局は不要になる?いえ、そう単純ではないでしょう。生き残り戦略としては配信を拒むのではなくむしろ自らも配信を武器に加えるべきだと誰しも感じていると思います。ただ、もはや「試しにやってみる」タイミングではありません。マネタイズを見据えて本気で取り組むべき時です。そのために何をどう考えてどう動いていくべきか。これについては私にもお手伝いできることがありそうです。ご興味あれば、まずはお話ししましょう。こちらにご連絡ください。

sakai@oszero.jp

メディアが今後どんな形になっていくのか。それは日本の未来にとって重要な要素だと思います。ましてや地域においてはその未来を直接担っていると言えるでしょう。地域とメディアの未来のために、2021年はますます頑張っていきたいと考えています。どうぞ皆様あらためて、よろしくお願いいたします。

2021年正月 メディアコンサルタント 境 治