正しいことを正しく言い続けること〜改革のキホン〜

昨日書いたことと矛盾するようだけど。

結局、組織を変えるためにまず必要なのは、正しいことを言い続けることだ。

大事なのは、”言い続ける”こと。一回言ったからいいでしょ、ではダメなのだ。機会あるたびに、言い続ける。同じことを、言い続けることが大事だ。

一回正しいことを言う。それだけでは異論反論が押しよせてくるだろう。強く反発する人もいる。

だが思うより人は誰かの言ったことを聞いている。憶えている。気にしてくれている。そしてそこで大事なのは”正しさ”だ。正しい、と感じてもらえるように言わないとダメ。と言うことは、中途半端な論理ではいけない。きちんと論理の筋道がついていないといけない。つまり、正しいことを、正しく言うことがとても重要。

機会があったら前と同じことを二回、三回と言い続ける。論理に裏打ちされていれば、相手は前回も気にしていたので、さらに気にする。どうやらこいつの言うことは正しいようだ。反発しながらも、実はそう受けとめてくれている。だから、二回目三回目で変に意見を曲げたり、妥協したりしてはいけない。”歩みより”ならいいが、妥協はいけない。妥協が見透かされると、見くびられる。軽蔑される。軽蔑されたら、正しいことが、正しいと感じてもらえなくなるんだ。

ぼくが若い頃から進歩したかもしれないのはこの点だ。粘り強くなった。諦めたり、いじけたり、しなくなった。辛抱強く、言い続けられるようになった。

まあ、少しだけ、なんだけどね。

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